中庸を大切にする食べかた 日野式食養生
小島幸子
日野式食養生を生態学的栄養学と言います。
桜沢式の食養生をマクロビオティックと言います。
日野 厚先生は桜沢如一氏の弟子でありましたが、桜沢式食養の問題を実感し危険性のない食養を研究し続けられたのです。
ですから日野式食養生とマクロビオティックは似て非なるものなのです。
日野式食養生の特徴として、塩分が少ないことがあります。
少ないと言っても桜沢式に比べて少ないのであって、必要量としては適量と考えればよいのです。
桜沢式のマクロビオティックでは玄米にごま塩をかけることを勧めています。
日野先生も若い頃、桜沢式の食養生を行っていた時、塩をかなり多めに摂っておられたようです。
そのために塩の取り過ぎで健康を害したと感じ、その後塩の少ない食事を始められたのです。
そして、、、
前回もでていた
日野式食養生の20カ条
とはなにか?
1、食品添加物の摂取には十分注意する
2、農薬使用の食品についても注意を払う
3、合成洗剤の使用は慎重に
4、精白穀物、精白糖、精白度の高い食品には要注意
5、動物性蛋白質のみ尊重しない
6、野菜、ことに緑黄色野菜の摂取に努める
7、海草を常食する
8、脂肪を適量摂る
9、各種ビタミン、ミネラル、その他すべての栄養素のバランスに注意する
10、なるべくその土地で、長年たくさん収穫されてきたものを、その季節に、新鮮 な状態で、偏らず順繰りに摂取する
11、一物全体食に努める
12、煮こぼし、茹でこぼし、あく出し、穀物のとぎ洗いはほどほどに
13、いつ、いかなる場合にも、だれもが、どんな食べ物でも、生食がよいとか、長 時間の加熱食がよいとかいうように、とらわれるべきではない。果物食の可否につ いても同様である
14、塩分や水分の摂取についても同様でとらわれるべきではない
15、各食品 の持ち味を生かして料理する。砂糖、人工調味料など無批判に用いない
16、過熱、過冷のものや、香辛料、刺激物、アルコール飲料を多量、頻回には用いな い
17、清涼飲料水、缶詰、インスタント食品類も多量、頻回には用いない
18、空腹でないのに、漫然と食事したり、就寝前約2時間以内に飲食することを避け る
19、よく噛み、心から充分味わって食べる
20、食事直前、中、直後に、湯茶などを多量に飲まない
つまり、
食べ方が中庸であるように、
心も身体も中庸であることが大切ですね。。。