PTA任務終了
長谷川文
PTA副会長をつとめた2年間
今年度で小学校のPTA副会長の2年の任期が無事に終了します。副会長に選ばれたのは、人徳でもなんでもなく、あみだくじで当たりを引いてしまったからです。
引越しをしてまで拒否
最近はPTAの組織についてニュースになることも多いですよね。PTAに入会するかは任意なはずなのに、強制参加のような雰囲気が脈々と受け継がれています。PTA役員の選出戦で、あたりを引いて泣き出してしまう人がいるというニュースも話題になりました。
うそでしょ?!と思いますが、本当の話です。友人の小学校では、PTA副会長ができないので、家族でお引越しして学区を変えた方がいたそうです。その方の穴埋めで選ばれた方も、学区内でお引越しという負の連鎖もおこってしまいました。
くじ引きの日はまるでお通夜
次回役員を決めるために、それぞれの地区のこども会の親が集まり、まずは立候補者を募ります。みな下を向いたまま。だれもいない場合は、あみだくじとなります。ただ、事情がある人はあみだくじを免除されます。が、そのためにはくじを引く人たちの前でその事情を説明して了解を得なければなりません。
私もそこの居合わせたことがありますが、家庭の本当にプライバシーとか言えない話をみんなの前で話す姿には涙がでそうになりました。
なんでそんなことをさせるの?!と驚かれるかもしれません。ただ、この会議の中に悪者がいるわけでもないのです。あみだくじを仕切るこども会の役員もずっと同じ人がやるわけではなく、毎年交代制です。例年通りを踏襲しているだけなのですよね。自分が代表の時に勝手にルールを変えて、クレームが来るくらいならばそのままやろうという気持ちもわかります。私も2年PTA副会長をやり、2年目の後半でやっと全体像がつかめたところで終了という感じです。
そもそも必要なのか
コロナ過でPTA行事もほとんどが中止になりました。夜7時からのホテルでの交流会(こどもはどうするの?)や昼間2時くらいからのセミナー(仕事を調整しなくてはならない)など。こどものために必要なものもあると思うので、それを精査して改革できたらいいなと思います。しかし、先生も忙しい、親も忙しい。改革するには相当のパワーが必要なので結局現状維持なのかな、と落胆気味の今日この頃です。