エンディングノート②



2023.03.20
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

前回は、「エンディングノート」の意義について述べました。今日は、「エンディングノート」を書くときのポイントをお話しして行きたいと思います。

*法的効力はない

遺言と違い、法的な効力は一切ありません。が、逆に言うと、だからこそ気楽に書いていいんです。「書くぞ〜」と構える必要はなし。自由に書いて構いません。今はいろいろなエンディングノートが販売されていますが、安いものでOK。大学ノートでもいいし、葬儀社などでもらえるものでも大丈夫です。

*エンディングノートのメリット

メリットはいろいろありますが、特に挙げるなら、

①自分に万一のことがあった時家族が困らない

②日常生活の備忘録になる

③家族や友人に対する気持ちを伝えることができる→グリーフケアにつながる

ということでしょうか。グリーフケアについてはまた追ってお話しします。

*下書きのつもりでとにかく書き始める

構えず気楽に書き出しましょう。埋められるところ、すぐにわかるところから書きます。面倒になるのは、知人の連絡先などを調べなきゃと思っちゃうから。携帯片手にとりあえず電話番号だけで構いません。

*元気な時に書く

大事なのは「健康なうちに書く」ということ。病気などで切羽詰まると、精神的に書く気が起きなくなってしまいますので、何の心配もないうちに書きましょう。

次回に続きます。お楽しみに!

*現役葬儀司会者ならではの終活知識をお伝えするセミナーも行っています。オンラインも可能。 お気軽にFacebookメッセンジャーくださいませ。 http://www.facebook.com/junko.uchino


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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