ブライダル司会者は見た!⑪ペーパーレスな披露宴
長谷川文
招待状はメール、席次表はボード
先日出席した披露宴はペーパーレスという今時なものでした。
招待状はこれまで通りの封筒かメールで送るかを新郎新婦が選びます。最近は年賀状じまいをする人も多く、友人の住所を知らないということもありますよね。わざわざ住所を聞いて封筒で出すよりも、若い人であればメールの方がお互い楽かもしれません。招待状を紛失ということもなく、メールに詳細が残っていればそれをみれば大丈夫。
シーティングボード
席次表も配られませんでした。私は司会たっだので、事前に席次表のデータをもらっていましたが、来賓のみなさまは自分の席の番号のみ渡されます。
シーティングボードというテーブル番号が書かれた席次表のボードがあり、受付で配られた番号(エスコートカード)と同じテーブルへ行きます。テーブルにある自分の名前を探して着席という流れです。
シーティングボードもエスコートカードもあまり聞きなれない言葉だったので、司会台本を作りながらシーティンボードは本当に席次表のことだっただろうか?と思わず検索してしまいました。
席次表いる?いらない?
席次表はなくてもいいかな、とも思いましたが、ないと自分以外のテーブルの人々は新郎新婦とどんな関係の方なのかわからないということにも気づきました。
新郎新婦入場まではだいたい席次表をみてどんな方が出席されているのかをみるのも楽しみのひとつだったりします。今回は会社関係が多いのか、と気づいたり。知らないなら、それはそれでいいのかもしれませんが…。
テーブルインタビュー
今回の披露宴では、余興の時間にテーブルインタビューがありました。それぞれのテーブルからおひとり、新郎新婦との関係やエピソードを語ってもらうという時間です。
これは席次表のない披露宴にはとてもいい企画だと思いました。新郎新婦はそこまで深く考えてインタビューを取り入れていたわけではなかったのですが、結果的にどんな方が出席しているのかわかるナイスな企画でした。
今回は堅苦しい披露宴ではなく、友人と親戚のみのアットホームなものでした。会社関係や年配の人がいるときにはペーパーレスはまだなかなか受け入れられないこともあるかもしれませんが、個人的にはペーパーレスもありだな、と思いました。