楽しそうな女
雨宮睦美
あと数時間でアコガレニスト6期生としての任期が終わります。
半年間あっという間に過ぎました。
私は夫も子供も持たない人生で、起業というと聞こえはいいけど、勤め人生活からも早々と足を洗い、よくも悪くも「自分中心」で生きてきたわけです。
でもだんだん年齢を重ねてきて、これでいいんだろうか、私は何かの役に立ってるんだろうか、という気持ちがモワモワと出てくるようになりました。若い人たちのために、何かできることがあるんじゃないかなー、なんて思ったことが、アコガレニストに応募した理由です。
さて。では半年を振り返ってどうだったか。
私は自分が書きたいことを書きたいようにブログに書いてきただけで、ラジオに出演する機会もいただきましたが、やっぱり好きなようにしゃべって帰ってきただけでした。だから、「あー面白かった」とは思うけど、誰かのためになった実感はありません。あらら。
でも。最後だから勝手ついでに書いちゃうと、それでいいのだ!という気がします(強引)。
いい年した名もなきおばさん、いや、お姉さんと言っておこう、が、眉間にしわ寄せて「生きるって大変」とか「いくつもの困難を乗り越えて」とか語ったとして、それがありがたいか、と言えば、微妙な気もするし。
ちょっと見方を変えれば、悲劇にも笑えるところがあったり、何も起きないと片づけてしまう日常に、ワクワクできるネタが転がっていたりする。だったら、そういう発見を共有して、数秒でも笑ってもらえたら、いいじゃないか!という結論です。
結局「自分中心」だったということです。
自分の意志や感性を大切に、その時そうだと思ったことをやっていけばいい。
違ってたらちょっと反省して忘れて、切り替えればいい。他人の評価とか世間の目を気にしすぎる必要はない。
もしも若いどなたかが悩んでいるのだとしたら、私はそういうエールを送ればいいんだな、っと思うようにもなりました。
偉いですね、とかすごいですね、と言われるより、「なんか楽しそうですよね」って言われるほうが私はうれしいし。
ちょっとなんか形を変えて、どこかでまた駄文を書き続けてみようかな。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。お元気で!
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