失敗から学ぶ!月撮影設定の盲点(NIKON編)



2020年4月10日
こいけさとみ


先日のスーパームーンは上手に撮影できましたか??

神秘的な月のクレーターまできれい撮ることができたら、テンション上がりますよね。

 

このブログを読んでから、月の撮影にチャレンジしてくださった方もたくさんいたようで、とっても嬉しいです。

さて、今日もはその月撮影の失敗談から、カメラの設定の簡単だけど、重要なポイントを書かせていただきますね。

 

おかげさまで上手に撮れました~というご報告をたくさんいただきましたが、

そんな中、

ブログに書いてあった通りに設定して撮ったのですが、月はただの白い〇にしかならなくて・・・」

と残念ながら上手に撮れなかったという生徒さんからも連絡がありました。

ただの丸にしかならない・・・

というのは、おそらく月が白とびしているということなので、設定が明るすぎるパターン。

設定の際の盲点がありました!!

 

ニコンカメラのISO感度設定

月の撮影にはISO感度を低くするのがポイントですよ~

AUTOではなく、ISO100 にしてくださ~いって書きました。

(ほかの詳細はこちらでご覧くださいね)

大体のカメラが、通常、ISO感度(イソカンド と読みます)の設定の際、

AUTO 又は、適性の数字を選ぶボタンが一か所なのですが、

NIKONのカメラはちょっと複雑。

彼女のカメラはニコンのカメラでした。

下記はニコンのメニュー画面。

I

ISO感度 → という項目から、数字を100に設定しても

その下の項目 感度自動制御 がON になっていると、

いくらISO感度の数字を100にしても、200にしても、1000にしても、

その数字は意味がなく、カメラ任せのオート(自動)になってしまうのです。

 

 

月撮影の場合、月が明るいので、感度は100で十分なのですが、

夜の撮影では、周りがくらいので、カメラ任せのオート(自動)にしてしまうと

カメラはおおよそ、周辺の暗さから、暗いと判断して、高感度を選んでしまいます。

そうすると、月はただの真っ白になります。  

 

こんな感じです。

なので、

必ず、感度自動制御を OFFにする必要があるのです。

生徒さんのカメラはここがONのままでした。

ISO感度のAUTOを解除して、自分で低感度(100とか200)に設定してあげると、

こんな風に撮れるはずです♪

ニコン以外のメーカーのカメラは、大体、AUTO又は数字 とシンプルなので

あまり間違えないと思いますが、これはニコンあるあるです。

もし、今回上手に撮れなかった方がいたら、そこもチェックしてみてくださいね。

 

スーパームーンはごくまれにしかないですけれど、

普通の満月。もしくは、満月の前後の日にも、撮れると思うので、練習と思って撮ってみてもいいですね。

 

失敗から学ぶ

せっかく撮ってみたけど、うまく撮れなかった。。

こんなことはよくあることです。

うまく行かなくても、その原因を究明すると以外と簡単に解決策が見つかるかもしれません。

 

わからなかったこと、できなかったことはそのままにせず。。。

質問、相談できる人とがいるときは、ぜひ聞いてみて。

そして、もう一度チャレンジしてみるその精神。

それが上達への一歩です。

おそらく、この生徒さんは、この間違いに気づき、この部分の設定を変えること、しっかり覚えられたと思います♪

 

おうちdeカメラ写真教室では、すべてのメーカーのカメラに対応しています。

私も日々勉強です。

 

アコガレニスト0期生 ライフスタイルフォトグラファー こいけさとみでした。 

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こいけさとみ

幼稚園教諭を3年間経験するものの「もっと広い世界を見たい」と一念発起し広告代理店に転職。その後結婚し、ご主人の転勤で7回の引っ越しを経験。転勤の先々でケーキ店やイタリアンレストランでアルバイトをした影響もあってか、この頃から食べ物や子供の写真をブログにアップするようになる。そしてさまざまなご縁を通じて人から写真撮影を依頼されるようになり、カメラマンとしてのキャリアをスタート。 撮影はこなすものの基本的には独学だったため「一度きちんと学んだ方がいい」と決意し、フラワーデザイナー兼フォトグラファーの今道しげみ氏に師事。教室のお手伝いをすることも増え、LIVINGPHOTOの公認インストラクター資格を取得。現在は自身でも写真教室「おうちde CAMERA」を主宰する傍ら、カメラマンとしても活躍。東京都在住、中学生と高校生女子の母。



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