Bitchな私にバイバイ
桑原恵美
産後ドゥーラの桑原恵美です。
私はこの仕事を始める前は、一部上場企業の経営企画系の部署におりました。
誰もが名前を知る企業で、
オフィスは六本木ヒルズ→ミッドタウンと移転し、
福岡出身で大学で東京に出てきた私としては、
「私、イケてる♪」
とミーハー心が満たされておりました(笑)
当時の私(30歳前後)はブランド物で身を固め(特にシャネルとヴィトン)、
“人からうらやましがられてなんぼ”で生きていました。
新築で購入したマンションのキッチンで料理をすることは皆無で、
週の半分は残業、週の半分は飲み会か誰かと外食かデリバリーで、
部屋は、モデルルームのイメージをキープしておりました。
そして長男が生まれ、
保育園にも無事に入れて、
今度はワーキングマザー。
マザーズバッグはもちろんヴィトン。
子どもが二人いるのが理想の家庭像、
子どもは私の理想をかなえるためのアクセサリー、
くらいに思っていました。
そして、22時まで働く日があろうとも、所謂「育メン」な夫と二人三脚で
ワークライフバランスは保てておりました。
そして離乳食が始まり、その時からキッチンを使い始めたといっても過言ではありません。
そして次男が生まれ、先天性疾患を持って生まれてきた彼のおかげで、
今までの価値観の根本が覆されました。
あえて「おかげ」と言えるのは、
今、当時の自分をBitchと言えるからです。
※Bitch=ヤな女、(言葉悪いですが)クソ女、みたいな・・・そんな感じです
所謂「障害児」を授かると、
正直、想像を絶する体験ばかりだし、
想像を絶する大変さがあります。
でもそんな体験を10年間乗り越えてきた私が確実に言えるのは
(今もまだ乗り越えている途中かもしれませんが、
それは未来にならないとわからないですね)
今の私の方が好きだし、
今の私の方が楽に生きてる。
長くなるので今日はこの辺で。
次回はこの話を掘り下げて書いていこうと思います^^