あきこ物語vol.17:ジプシー



2020年11月16日
山崎聡子


伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

エグゼクティブボイストレーナー&司会の山崎聡子(やまさきあきこ)です。

 

 

(前回のお話「脱出!」はこちらをクリック)

 

ジプシー生活のはじまり

知人宅での居候生活が始まりました。

両親からも「迷惑かけないように、なるべく早く部屋を探して出た方がいい」

と言われていたので、同時に部屋探しも始めました。

 

実家に帰れば良かったのに、、、と言われそうですが、

不思議と実家に帰ろうとは思いませんでした。

せっかく東京に出てこれたので、東京で頑張ってみよう、という気持ちでした。

 

映画出演に関しては、いろいろ大変だったけれど、

上京するきっかけをもらえて良かった、と考えるようになりました。

 

実際に、聞いていた映画のタイトルでその後、検索しても

上映の情報はひとつも出なかったので、やっぱり嘘だったんでしょうね〜(^^;)

まぁ、これはもう、どうでもよくなりました(笑)

 

 

知人宅に居候させてもらって1週間くらいたった頃、

食費も光熱費も払っていなかったので、本当にお世話になりっぱなしで申し訳なく思い、

荷物だけ置かせてもらって、友人知人宅を転々としながら、部屋探しをしました。

 

とりあえず、寝床だけは確保して、、、といった感じです。

当時、泊めていただいた方々には、本当に感謝です。

おかげでホームレスにならずに済みました!

 

ジプシー生活を始めて約1週間後、ようやくアパートを決めました。

 

 

ジプシー生活にピリオド

前にお話した、バレエの先輩(以後、Mさん)が生前、縁を繋いでくださった方のご紹介で、

安いアパートを見つけることができました。

 

駅から徒歩10分くらい、築何十年でしょうか、、、2階建ておんぼろアパートの2階、

一番奥の角部屋。四畳半・風呂なし。家賃は40,000円/月だったと思います。

 

部屋の中に、ミニキッチンと洋式トイレはありました。

 

お風呂は毎日、近くの銭湯へ。

洗濯は、一週間に一回、お風呂に入っている間に、

脱衣場にある洗濯機(コインランドリー)で洗濯していました。

リアル「神田川」!笑

 

あ。毎日銭湯は間違いでした!(汗)

週一回の銭湯の定休日と、夜の帰宅が遅くなって銭湯に間に合わなかった日は、

ミニキッチンの水道で髪を洗い、タオルを濡らして身体を拭く。

昭和の苦学生かっ!笑

 

ミニキッチンの水道は、給湯器や湯沸かし器なんてシャレたものはなく、

水オンリーでしたので、まあまあ大変でしたね(笑)

 

 

電子レンジと冷蔵庫は、福岡の一人暮らしで使っていたものを実家から送ってもらいました。

テレビ、ベッド、食器棚、食器類などは、ありがたいことに、Mさんを通して知り合った方々が

いろいろと持ち寄ってくれて揃いました。

炊飯器にいたっては、その方々がお金を出し合って「引越し祝い」だとプレゼントしてくれました。

 

Mさんがみんなに好かれる人だったので、そのおかげで、私も非常に可愛がっていただきました。

Mさんからのご縁、本当にありがたいと思いました。

 

アパートを紹介してくださったのは、アパートの近くでBarをやっているマスターで、

Mさんもよく行っていたというお店でした。

引っ越しで、いろんなものを提供してくださった方々も、このBarの常連さんたちでした。

 

Barでは、昼間はランチをやっていて、

ランチのおかずが余ると、マスターから「今日はおかずあるから取りにおいで」と

メールをいただいていました。

 

引っ越してすぐにバイトを見つけ、

コールセンターのバイトを始めましたが、とにかく貧乏だったので、

毎日、100円ショップで買った小麦粉を水で溶いて、クレープのように薄く焼き、

同じく、100円ショップで買った醤油やソースをかけて食べていました。

甘いものが食べたい時は、砂糖をかけて。

 

なので、マスターからのおかずのお裾分けは、非常にありがたかったです。

このおかずは、とびきりのご馳走でした!

 

 

数年前に、叔母に小麦粉生活の話を笑い話でしたら、

「あんた、そんなみじめな生活をしてたの?! なんで私に連絡してこなかったの!

連絡くれれば送金してあげたのに!」

と、涙目で言われました。(ちょっと怒ってた気が・・・笑)

 

「え〜!じゃぁ、電話すれば良かった〜!笑」

と、笑いながら答えましたが、あの時、甘えていたらきっと、今の私はないと思います。

 

あの経験があったので、

「私はどこでも生きていける!何があってもなんとしても生き残る!」

という自信がつきました!

 

とは言っても、もう、小麦粉・銭湯生活はしたくないですけどね(笑)

 

 

その後、バス・トイレ一体型のユニットバス付きの部屋に引っ越すことができた時、

銭湯に行かなくてよくなって「家でお風呂済まされるって最高だ!」と思いました。

 

今は、バス・トイレ別のマンションで、毎日、湯船にお湯をはって浸かることができます。

(ユニットバスだとシャワーばかりだったので)

毎日、湯船に入ると「はぁ〜、ありがたいなぁ」と言ってしまっています(*´艸`*)

 

こんな日常のちょっとしたことにでも感謝できるようになったので、

不便な生活や苦労も経験しておくもんだな、と思っています(^^)

 

(続きのお話「200円ください」はこちらをクリック)

 

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伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

『エグゼクティブ ボイストレーナー』

山崎 聡子(やまさき あきこ)

 

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山崎聡子

持ち前のコミュニケーション能力で役員面接だけで就職が決まり、会社初の女性営業職として活躍。そのかたわら人気の劇団にも所属し、各種公演やCM出演などもこなすマルチな才能を持つ。企業イベントの専属MCの時に「声」の持つ大きな可能性に魅せられる。 司会業に本腰を入れ、ボイストレーナーとしての仕事もスタート。あがり症の人やコミュニケーションが苦手な人、企業の経営者など多くの団体や個人にレクチャーを行う。新たに対面はもちろんオンラインでの取材動画作成など、さまざまな形で「声」に関する事業も展開中。



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