あきこ物語Vol.20：スカウト？！

伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

エグゼクティブボイストレーナーの山崎聡子（やまさきあきこ）です。

（前回のお話「アルバイトからの転職」はこちらをクリック）

断りの決まり文句

NTTドコモの専属MCは１年間で終了しました。

またアルバイトをしながら、「芸能事務所を探そうかな」と

あれこれ動いていました。

知人を通して、芸能事務所にツテがある方とご縁をいただき

紹介してくださったりもありましたが、

すべて年齢がネックになってなかなか決まりませんでした。

「これからデビューだと、20代後半はうちとしては遅いな〜。

まだ10代〜20代前半、22〜23歳までならね〜」

断りの決まり文句はこれでした。

実際は、20代後半でも実力と才能と、何かキラッと光るものがあれば、

採用が決まって、事務所が手をかけてくれて

デビューが決まったんでしょうけれどね（笑）

まさかのスカウト？！

しばらく所属できる事務所を探していましたが、なかなか決まらず、

だんだん精神的にも疲れてきて、あきらめモードになっていました。

「もう芸能関係はいいかな。普通にどこかに勤めれば、

毎月給料もらえて楽だよな〜」

と思い始めていました。

そんなある日、渋谷で信号待ちをしていた時、

一人の女性に声をかけられ、名刺を渡されました。

「芸能プロダクションなんですが、芸能界に興味ありませんか？」

簡単に言うと、そういう話でした。

いわゆる「スカウト」です。

渋谷 + 芸能界 + スカウト　＝　怪しい！！！

私の頭の中で、そんな方程式がパッと浮かびました。
（⇑すごい偏見・笑）

「いえ、結構です。いま急いでるんで。」

本当はすっごく探していたものなのに、

「怪しいから断ろう」と思って、そう言いました。

その女性は

「〇〇（⇐芸能人だけど当時の私は名前を聞いただけでは分からなかった）が社長を務めている事務所です。

後日ゆっくり、話だけでも聞いてほしいので、

お名前と電話番号を教えてもらえませんか？」

と、引く気配がありませんでした。

なんだか面倒くさかったので、

携帯は教えたくないけれど、

自宅の電話（当時はアパートに固定電話を置いていました）ならば、

ほとんどバイトに出て家にいないし…と、自宅電話を教えました。

その後、なんの音沙汰もなく、この件は私もすっかり忘れていました。

しかし、忘れた頃にやってくるんですよね、こういうの・・・。

ある日、バイトが休みで家にいた時に、

普段はあまり鳴らない自宅の固定電話がめずらしく鳴りました。

つづく

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伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

『エグゼクティブ ボイストレーナー』

山崎 聡子(やまさき あきこ)

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