人生の居場所とファッションの力



2020年8月11日
長田広美


ごあいさつ

はじめまして
ファッションスタイリストの長田広美です。国際イメージコンサルタントであり、ファッション専門学校の講師でもあります。

どんな方が読んでくれるのかな、とワクワクドキドキしながら書いています。

本日より第一期のサイトがオープンということでご挨拶させてください。

私はファッション、主にファッションショーの分野に長年、携わってきました。

ファッションショーといえば、きらびやかなランウエイを颯爽と歩くモデルさんたち、というイメージでしょうが、その裏方として、モデルさんと服を合わせたり、服をコーディネートしたり、スタイリングに足りないものを調達したり、バックステージに必要な様々なスタッフを手配したりと、裏方さんとしてのお仕事をしてきました。

 

そしてたくさんの違う種類の裏方さんが、お仕事の仲間でもあります。

表舞台は、それはそれはため息が出るほどの美の世界。私も、リハーサルで見るランウエイに鳥肌が立つほど感動したことも何度もあります。
本番のショーは裏にいるので見ることはありませんが。
華やかな美の世界の裏方、この場所が私は大好きなんです。

「居場所」が支えてくれた

若い頃、30年程前でしょうか。

手痛い失恋をしてひどく落ち込み、焦燥のままに仕事に行ってもくもくとその日の仕事を終えて、明日のショーを控えて準備の整った、誰もいないしーんと静まり返ったバックステージで、ぐったりと倒れ込むようにランウェイへの階段にひとり座った時、

「あー、私にはこの場所があるんだ、、、」って、バックステージ独特の匂いを吸い込みながら、妙に静かだけれど確かなもののふところに包まれるような安心感を感じたことがありました。
失恋なんて今はすっかり遠のいてしまった感情ですが(笑)、その時感じた感覚だけは、不思議と今も鮮明に覚えています。

まだ、家庭という居場所はなかった頃の話です。

今は、バックステージという場、家庭という場、学校という場と生徒という子供達、社会のための活動という場、たくさんのご縁に恵まれて、居場所も色々と増えました。

皆さんも、色々な居場所の形にしなやかにご自身を沿わせながら、日々奮闘されていることと思います。

そのすべての場が、自分にとっても共有する人たちにとっても居心地のいいものでありたいですね。

笑顔が周りの人を幸せにするのと同様、ファッションにも自分と人を幸せにする力があります。

ファッションのもつ不思議な引力のことや、裏方としてや表舞台で体験した笑える話や感動話など、これからお伝えしていきたいと思います。楽しんでいただけたら嬉しいです。

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https://estylec.com/

こちらにも記事を書き始めました。
「初めまして。ファッションスタイリストの長田広美です。」

<ココ・シャネル>偉人の生きざまと時代から学ぶ、ファッション温故知新 VOL.1

<クリスチャン・ディオールのジャポニズム>偉人の生きざまと時代から学ぶ、ファッション温故知新 VOL.2

 


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長田広美

コレクションやファッションショーを中心としたスタイリストとして活躍。 独立後30年間で関わったブランドはDior、CHANEL、VALENTINO、BVLGARI、Cartier、Van Cleef & Arpalsなど多数。 またアメリカに本部がある国際イメージコンサルタントの資格も持ち、エグゼクティブ個人のイメージサポートも行っている。 ほかにもファッションブランドのイメージビジュアル作成やルックブック撮影、広告ビジュアルのスタイリングなども行う。 そんな彼女が近頃注目しているのは「サスティナブルなファッション」というテーマ。 地球環境や人権に配慮した、新たなプロジェクトを始動中。



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