決心の時は突然やってくる
川崎けやき
決心の時は突然やってくる。
私はこれまで二度の転職を経験しました。
さてそのタイミングはいったいどのように訪れたのでしょう?
思い返してみるとそれはいつも突然 。
空からの『お告げ』のように降ってきました。
先日、占術家 万田夏維さんが
『自分に合った時期』というのが人にはあると記していらっしゃいました。
私の場合もまさにそうだったのかもしれません。
大学を卒業し初めて入社した会社では
海外の子会社から日本へ自社商品を輸入するという貿易業務を担当していました。
あ!今思い出しましたが
配属が決まる前、最初の数週間は自社商品を覚えるため、そして流通の仕組みを理解するため、作業服に身を包み工場で出荷作業の一部も経験しました。
ベテランの先輩の元について頑張りましたが
わたしの手際の悪さが露呈し、入社早々自信喪失していた日々でした。
その後、配属された部署にて『貿易とは』を一から勉強したわけですが…
年下の先輩に
『〇〇ちゃん、これ教えて(にこっ♡)』
などと言ってみたりと、社会人として常識のかけらもなく
主任には ”働くということ”を
一からではなくゼロから丁寧に教えていただきました。
甚だお恥ずかしいお話です。
全身で恥をさらしつつも、
その後、順調に(しかも楽しく)貿易業務を一人で ひと通り担当できるようになった頃のこと。
あの『お告げ』は突然やってきました。
朝出勤後にオフィスの清掃をし(新人らしく)新聞をセットしていたその時です。
ふと目に止まった記事は
とある会社の中途採用の募集要項だったのです。
当時、新卒採用はなく
子供の頃からとても興味のあった業種の”急募”でした。
社会人としての常識が1ミリもない
頭の中が お花畑 そのものだった私ですから何の迷いもありませんでした。
数日後には履歴書を提出し
採用試験を受け
合格通知を受け取ったのです。
翌日には悪びれもせず課長に打ち明け、大変驚かれたものです。
常識が米粒一粒たりとも見当たらないです。
さらに部長に退社の意思を報告する際も
頭の上に虹が掛かっていた私はニコニコが止まらなかったのでしょう。
相当なお叱りを受けました。当たり前です。
社員一人を採用するにあたり
会社はどんなに時間と費用をあてて人事はどれほど頭を悩ませるものか
自分はまだ会社にとって何も貢献していないことを理解しているか、と。
『なんや〜おまえは〜もう〜』
最後は呆れて物も言えないというご様子でした。
その時初めて気付きました。そうか、自分はもう『社会人』だったのだ。
目から鱗の23歳。
脳みそがカラフルだった私に
その事をを教えてくださった当時の部長には今でも感謝しています。
こうして私は80名程の新卒同期に別れを告げ
半年足らずの速さで会社を去ることとなったのでした。
二つ目の転職については
次回(こちら→★)お話ししたいと思います。
皆さま、またお会いしましょう。
川崎けやき
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