断る勇気



2020年4月7日
桜井利朱


外の世界から離れ「自宅待機」の日々が間も無く終わり。

長かったようで、短かった14日間。

その間に、目まぐるしく世界が動いている状況をひたすら見ていました。

何にフォーカスすべきか?が大きく問われている世の中ですね。

 

今日は、起業してから私が大切にしている事があり、その事を綴ってみたいと思います。

それは、キャンセルポリシーに対して。

早い話が「ルール」ですね。

 

お客様仕事をしていると、日常的にある事としてあるのが「ご予約のキャンセル」。

もちろん、これにはご事情もあるので大きな問題はないです。

 

責任の所在???

今回のコロナ感染問題の様に「感染リスク」を含んでいる場合や

天災などの気象状況に影響を受ける場合。

早めに「お断り」のお伝えを心がけています。

 

時に「ルール」は面倒な事として捉えられがちですが

「ルール」が存在する事で

互いを守る役割が大きい事を私自身が理解しているからです。

 

もちろん、お客様のご意向を伺いながら予約変更なりを決めさせて頂くのですが

ご来店、施術を受けてもらう。

はい、ありがとうございます!おしまい!!。

ではないのです。

お客様が無事にご帰宅するまでが、ある意味責任だと私は思うからです。

 

かつて、自社の会社に従事していたとき、

雇われている人は、本当に会社の為に真面目に出勤してくれる訳です。

これ、当然といえば当然でしょうが、帰宅困難になれば自発的にカプセルホテルに泊まって

翌朝にはまた、出社。

それは、疲労も蓄積します。体調を崩しても、それでも業務を頑張ってこなす。

オーナー側としては、本当に頭が下がるし有難い事でしたが

そいう言った事で、健康を害したり、その出勤形態のしわ寄せで

家庭内不和を抱えていたり・・・。

その内情を小耳に挟んだ時に、

会社が全て?の生活は幸せなのか??と胸が苦しかったのを鮮明に覚えています。

 

自身も、社長職の元主人の接待などの変速的な事情を理解する事は、

ワンオペ育児に仕事に・・・とサポートを得難い環境でしたから

正直、辛いこともあり

同じ様な思いをさせてまで仕事をして欲しくなくて・・・。

 

私にとって社員は、我が子や家族同様に大切でした。

できれば快適に仕事をして欲しい。

しんどい思いは自分だけで良いよ・・・そんな気持ちでいっぱいでした。

 

命令も時に必要!

そこで、私は方針を変えました!

遠い人には先に帰宅をさせる。近い人は、別のタイミングでフォローする配慮をする。

仕事を透明化させて共有できる体制化、情報共有のディスカッションを意識。

互いに状況を理解して交代できる事はやる。

体調が悪い時は無理せず、軽いうちに潔く休みなさい。

というやり方を、こちらが、「命令」するという形で取り入れました。

 

当初、社員は慣れていないし、「はい、そーですか。では・・・」とも

立場上言いにくく、結局無理をするものですから

あえて、

「熱があるのに効率良く仕事なんてできないでしょ?そんな無理は自慢にもなりません!

移したら迷惑よ。

あなたが休んでも会社は回ります。帰りなさい。病院行きなさい。寝てなさい。」と言い放ち

ドン引きする社員は、渋々・・と言う感じでしたが、冷たい訳でもなく言われてる事を

それぞれが徐々に理解してくれた頃には、

社員の中でも、お互い様の思いやりが生まれ、業務がスムーズに流れる様になりました。

 

一見、冷たいかもしれないけれど

早い決断が、大切な人の安全を守れ、命を守れる事につながるなら。

断る勇気なんて大したことではありません。

互いに元気で命があれば、別の時に必ず挽回できます。

 

命に代わりはないから。。。

なぜ、私がここまで強く思うのか?

阪神大震災の時に大阪に居て、3,11の時は東京。自然災害の時の判断の大切さを

思い知ったからです。

自然の猛威の前では、人間の考える事などは到底追いつかないから。

甘いと言われようが、なんと言われても「守る」判断が出来たらそれがベスト。

どなた様の命に代わりなんて無いのです。

 

そんな自身の経験から、サロンのお客様へは同様の想いを軸に

対応をさせて頂いております。

 

大切なお客様の笑顔を守れたら

私はそれが一番幸せです。

 

いつもご理解くださる皆様に恵まれて感謝しております。

 

同業者含めどなた様にとっても、まだ苦しい時期が続きます、

もはや、消毒関連商品も医療機関にも回らない現状。

一般の人が買えるレベルでは無いので、

正直、徹底した衛生管理も困難な状況だし責任もてるレベルでは無いハズです。

どうか、私利私欲の決断ではなく、自分の命が大事な様に

お客様や、その先の大切な方々への思いやりを忘れずに

勇気ある決断をしてほしいな。と思っています。

 

お読みくださりありがとうございました。

 

アコガレニスト0期生

〜la terre〜

アロマテラピーヒーリングサロン

オーナーヒーリングセラピスト 利朱(りみ)

〜la terre〜アロマテラピーヒーリングサロン

HP: https://la-terre1140.com

ameblo:https://ameblo.jp/momomadamu/

facebook(サロン)https://www.facebook.com/laterresalon/

facebook(個人):https://www.facebook.com/profile.php?id=100002190148765

 

 

 

 

 

 

 


,,,,,,,

桜井利朱

短大を卒業後、一般企業に就職し、OLとして過ごすも1年ほどで寿退社。結婚後はご主人の経営する会社の運営に従事し、夫婦で東京支店の立ち上げを担当する。まず大阪から東京に引っ越し、支店の開設準備から運営まで多岐にわたる業務に直面。若いふたりには相当な重責であったが、戸惑いながらも懸命にチャレンジしたとか。しかしファミリー企業という性質上、経理から人事、労務、企画、営業補佐、事務…とありとあらゆる職域をカバーしなければならず、生活は多忙を極める。持ち前の明るさで実力を発揮しつづける一方、会社の経営者と良き妻、良き母という3役を完璧にこなすことには、相当なプレッシャーを感じていた。後に会社は退職するが、世田谷に自身のヒーリングサロンをオープン。海外に留学する大学生の息子の母でもある。



- Blog Archive -