サプライズカンパニー始動!



2023.03.21
長谷川文


架空の会社「サプライズカンパニー」

20年以上前に遊びで立ち上げた架空の会社「サプライズカンパニー」は友人のバースデーや結婚式があると活動します。お誕生日の演出をしたり、結婚式ではパロディドラマの撮影&編集を仲間としていました。20年前はまだ結婚式で気軽に映像作品を流すような時代ではありませんでした。あったとしても、それはプロの仕事でした。いまでは、もうプロフィールやサプライズのムービーは当たり前ですよね。

 

ドラマ仕立て

ドラマ仕立てに撮影して作った作品は、オリジナルのDVDケースを自作し、販売しているDVDのようにして新郎新婦にプレゼントしていました。パッケージは私がAdobeのPhotoshopというソフトを使い作りました!なかなかよくできている、と自画自賛

 

本物の会社に?!

クライアントが友人ですので(といってもお金は一切取りませんよ、趣味なので。)、一生に一度の結婚式の思い出になるように情熱と時間をかけて作っていました。

ある時、一緒に手伝ってくれた友人から「本物の会社にした方がいいよ」と言われました。急な話で戸惑っているうちに事務所を見に行くことに。乗り気な友人の横で、迷う私。

友人の気持ちはとてもありがたかったのですが、私は会社にする気はあまりありませんでした。その頃ならばまだ売り上げがあったかもしれませんが、今や誰でも動画編集できる時代。すぐにつぶれていたかも。。。

というよりは、これは大切な友人たちのため、友人やその周りの人の喜ぶ笑顔がみたくてやっているだけなのです。こだわりが強すぎて、欲しい映像が撮れるまでどこへでもいってしまいますが、それも友人のため。お金をもらって従業員を雇ったら、きっとそのこだわりは抑えないといけない場面もあるでしょう。

その時は自分の心がうまく説明できませんでしたが、いまでは「友人を喜ばせよう!」という気持ちを持った仲間たちと無理なく役割分担しながら楽しくできる、【最高の趣味だ!】とはっきりとわかります。

 

久々の始動!

年齢を重ねると結婚式の数も減っていきますよね。サプライズカンパニーも開店休業状態でしたが、4月末にサークルの同期が結婚することになり、先日久々にサプライズカンパニーが始動しました。

以前とずいぶん環境が変わりました。編集は変わらずAdobeのプレミアプロですが、Photoshopでやっていた人物の切り抜きはiPhoneの写真長押しで簡単にできちゃいます。あんなに苦労していたのはいったい!?

時代の進化についていきつつ、本番に向けて、撮影・編集作業に追われています。仲間たちも自分の仕事が忙しかったり、子育て中でなかなか時間が取れなかったり、独身の頃とは違いますが、みんなができる範囲で分担し、楽しくできたらと思います。

日々、日常の溢れるタスクに溺れかける日もありますが、一生に一度の結婚式が全ての人にとって楽しい日になるように、架空の会社サプライズカンパニーはがんばります♪

 


長谷川文

東京都世田谷区で生まれ育つ。 大学卒業後、テーマパークに勤務。接客をはじめ、キャラクターの30周年イベントやバースデーなどの企画運営に携わる。館内での結婚式の司会やプレス発表、こどもイベントのMCを経験するうちにかねてから憧れていたアナウンサーの世界へ飛び出すことを決意。 退社後はフリーアナウンサーとなり、結婚式や企業の決算説明会、懇談会などの司会者として活動。感動のお手伝いをする司会の仕事はとても楽しく、現在も司会を通した社会貢献をテーマに活動の幅を広げている。 東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式のコメンタリーガイドとして国立競技場で音声ガイドも担当。 現在は3人のこどもを育てる傍ら、FMふっかちゃんパーソナリティやアナウンス講師として活動。その他、小学校や子育て支援センターなどでの読み聞かせボランティアもしている。


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