ブラダル司会者はみた!⑤幻のアルバム



2023.03.30
長谷川文


買えないアルバム

前回からの続きになりますが、例の不信感の募るブライダル会社は他にも「幻のアルバム」を販売していました。今回は司会の話からは少しそれて、ブライダル業界の闇の話です。

契約前に新郎新婦はお料理、テーブル装花、引き出物など様々なプランを提示されます。その中にブライダルの写真をまとめたアルバムもあります。アルバムってけっこう高いものなのですよね。でも、記念になるものなので購入する方が多いものです。

そのアルバム、契約前に何パターンか紹介されたもののうち一番安いアルバムが、契約後に忽然となくなっているのです。いざそのアルバムにしようと思うと、みせられた資料にない!訳を聞くと、「契約時にはあったのですが、そのプランはもうなくなってしまったのです」と説明されます。

仕方なく、次のランクの値段のものを買うことになるわけです。

これは、前回の新郎新婦の他に、同じ会社で契約した友人2人も経験しています。

ちょっとひどいですよね。今はネットの口コミも力を持っていますので、改善されているかもしれませんが、当時はよく行われている手口だったようです。

 


長谷川文

東京都世田谷区で生まれ育つ。 大学卒業後、テーマパークに勤務。接客をはじめ、キャラクターの30周年イベントやバースデーなどの企画運営に携わる。館内での結婚式の司会やプレス発表、こどもイベントのMCを経験するうちにかねてから憧れていたアナウンサーの世界へ飛び出すことを決意。 退社後はフリーアナウンサーとなり、結婚式や企業の決算説明会、懇談会などの司会者として活動。感動のお手伝いをする司会の仕事はとても楽しく、現在も司会を通した社会貢献をテーマに活動の幅を広げている。 東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式のコメンタリーガイドとして国立競技場で音声ガイドも担当。 現在は3人のこどもを育てる傍ら、FMふっかちゃんパーソナリティやアナウンス講師として活動。その他、小学校や子育て支援センターなどでの読み聞かせボランティアもしている。


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