問題です!どちらが東京駅でしょうか?



2023.03.23
長谷川文


東京駅と深谷駅

こちらの写真、1つは東京駅でもう一つは埼玉県の深谷駅です。そっくりですよね!それもそのはず、深谷駅は東京駅を模して造られました。

実は東京駅のレンガは深谷のレンガで作られています。1914年(大正3年)に竣工し、使用された煉瓦は、埼玉県深谷市の日本煉瓦製造が製造したものです。日本煉瓦製造は渋沢栄一が設立した会社です。

 

新一万円札の顔!

渋沢栄一といえば、来年2024年に新一万円札の顔となりますよね。渋沢栄一は埼玉県深谷市出身です。近代日本経済の父とよばれ生涯で500以上の会社設立に関わっています。第一国立銀行をはじめ、現在の東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京ガス、東京電力ホールディングス、東宝、サッポロホールディングス、一橋大学などなど書ききれません。みなさんの身近にある会社ばかり。まさにみなさんの隣に渋沢あり!です。

 

答えは!

タイトルの答えは、「下が東京駅!」でした。わかりますよね。

日本煉瓦製造株式会社はいまはありませんが、深谷のレンガは東京駅だけでなく、赤坂迎賓館や帝国ホテルなどのレンガもここで作られたとのこと。
そんな東京駅との繋がりから、平成8年に深谷駅が改修する際に東京駅を模して深谷駅を作ったとのことです。耐震の関係で本物のレンガではなくレンガパネルを使用しているようですが、とても素敵な駅です。

 

 


長谷川文

東京都世田谷区で生まれ育つ。 大学卒業後、テーマパークに勤務。接客をはじめ、キャラクターの30周年イベントやバースデーなどの企画運営に携わる。館内での結婚式の司会やプレス発表、こどもイベントのMCを経験するうちにかねてから憧れていたアナウンサーの世界へ飛び出すことを決意。 退社後はフリーアナウンサーとなり、結婚式や企業の決算説明会、懇談会などの司会者として活動。感動のお手伝いをする司会の仕事はとても楽しく、現在も司会を通した社会貢献をテーマに活動の幅を広げている。 東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式のコメンタリーガイドとして国立競技場で音声ガイドも担当。 現在は3人のこどもを育てる傍ら、FMふっかちゃんパーソナリティやアナウンス講師として活動。その他、小学校や子育て支援センターなどでの読み聞かせボランティアもしている。


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