私の副業体験談③間違い電話をする仕事
長谷川文
1日中ひたすら間違い電話
これは15年くらい前にやったお仕事です。短期派遣のお仕事でした。
朝、会社に出勤して、ひたすら「間違い電話」をする仕事というのを経験しました。
有名な出版社から出ている旅行のガイドブックが電話の前に置いてあり、そこに載っている飲食店に電話を掛けるのです。お店の人がでて、店名が変わっていなければOK。電話番号が変わっていたり、お店自体が変わっている場合はチェックを付けます。
一体どんなお仕事なのかというと、ガイドブックに載っている情報(電話番号)に間違いはないか、最新のものを確認するというものです。
本来は「こちらは〇〇出版社です。掲載されている電話番号が正しいか確認させていただきました」ときちんと名乗らなくてはいけないお仕事ですが、私が出勤していた会社はどうやら下請け会社。電話料金を少しでも節約するためか、電話を掛けて相手が正しい店名を言えばOK。あとは「すみません、間違えました」と言って切るという少し乱暴なやりかたでした。
仕事自体は数日間の契約で、そのやり方に疑問を持ってしまったので継続はしませんでした。
今ほどSNSも流行っていない時期、mixiをみんなやっていた頃ですね。他にやり方はなかったのでしょうか。そしていまでもこのやり方で電話番号の確認をしているのかも気になります。