上達する為のたった一つの秘訣



2022.02.16
高木あゆみ


                     

 

「グリット」という言葉をご存知でしょうか?

グリットgrit)とは、「やり抜く力」または「粘る力」だと定義されている言葉。

小さな頃から身体が小さく、病気かちで不器用だった私。

保育園ではお遊戯、折り紙、運動、字を読んだり書いたりする事、(お絵かきだけは人並みでした。。)などなど人並み以下だった事をよく覚えています。

やがて小学校に上がり保育園の時と同様上手く出来ない事が多かった私。

ところが小学4年生の時のちょっとした成功体験が私を変えることとなりました。

それは縦笛の演奏でした。通っていた学校では毎年縦笛の演奏の発表会をするのが恒例。小柄な私の指では笛を鳴らす為の穴を塞ぐ事が出来ず、演奏もままならなくて、、それでもなんとか上手くなりたい私は家に笛を持ち帰り練習することにしたのです。多分、笛を持ち帰った生徒は私だけ、、

届かない指の部分を他の指で補うのは至難の技ながら、少しづつ工夫を重ね、裏技?を使いつつですが上手く演奏出来る様になりました。その時の嬉しさと言ったら!

おかげで学校での縦笛のリハーサルでは先生やお友達からも褒められて、何よりも綺麗な音色で演奏出来た自分が気持ち良かったんです。

その経験から不器用でも下手でも練習したり続ける事で補う事が出来るし、他の人よりも上達する事が出来るということを体感で学んだ様な気がします。

私は練習が好き、少しづつできる様になるのが嬉しいんです。最初がすごく下手だから笑

誰よりも不器用な私がフードコーディネーターになれたのは紛れもなこのグリットgrit)の力かな?なんて思います。

上手くなりたかったら何度も練習、練習!天性の才能はないのは百も承知なんだから笑

グリットとは、

  • 生まれ持った才能・知能は関係がない
  • 失敗を恐れず挑戦することが重要
  • 長期間、継続的に粘り強い努力を要する

という考え方。後天性のもので努力を重ねることで、物事をやり抜く力。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


高木あゆみ

名古屋出身。キッチンスタジオ『a.h.house』代表 大学卒業後メーカーに営業職として就職、結婚退社、専業主婦期間を経て、得意な事で会社に頼らず自分の能力で仕事をする事を目標に少しづつステップアップを重ね、現在に至ります。 料理は独学です。 仕事内容は食品メーカー、書籍、出版向けのレシピ開発及び撮影、イベントでのクッキングデモンストレーション、食材セミナー、最近では海外向けのレシピ開発のお仕事も増えてきました。 今年の秋からコロナ禍でしばらくお休みをしていた料理教室を横浜の青葉台から逗子に移転し、活動を再開しました。 得意料理はジャンルに捉われない私風の料理。季節の食材やハーブを使って和食やイタリアン、エスニックなど様々なエッセンスを混ぜ合わせた料理が好きです。 プライベートでは二男の母。食いしん坊な家族に日々鍛えられています。


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