修多羅
内野順子
こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。
ご葬儀に行かれた時に、導師を務められるお坊さんが、背中に組み紐のようなものを垂らしているのを見たことがありませんか?
これこれ👆
お坊さんが着ている袈裟と袈裟を繋ぐための紐ですが、これは「修多羅」といい「しゅたら」と読みます。 元々は経典を背負う為の紐。それが転じて、経典と同じ意味合いで扱われます。 こういう風に、お棺の上にかけることも。私たちスタッフも、修多羅はとても大切に扱うんですよ。
元々サンスクリット語では「スートラ」といい、「スートラ」が転じて「しゅたら」となりました。 「しゅたら」→「しだら」の否定形で「不」を付けて「ふしだら」という言葉の語源になったとか。
修多羅が縦の糸で構成されているのは、どんな時代になっても変わらないものを表現しているのだとか。
こういったお道具の意味がわかるとご葬儀に行かれても、見方が変わるかもしれませんね。