修多羅



2023.07.16
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

ご葬儀に行かれた時に、導師を務められるお坊さんが、背中に組み紐のようなものを垂らしているのを見たことがありませんか?

これこれ👆

お坊さんが着ている袈裟と袈裟を繋ぐための紐ですが、これは「修多羅」といい「しゅたら」と読みます。 元々は経典を背負う為の紐。それが転じて、経典と同じ意味合いで扱われます。 こういう風に、お棺の上にかけることも。私たちスタッフも、修多羅はとても大切に扱うんですよ。

元々サンスクリット語では「スートラ」といい、「スートラ」が転じて「しゅたら」となりました。 「しゅたら」→「しだら」の否定形で「不」を付けて「ふしだら」という言葉の語源になったとか。

修多羅が縦の糸で構成されているのは、どんな時代になっても変わらないものを表現しているのだとか。

こういったお道具の意味がわかるとご葬儀に行かれても、見方が変わるかもしれませんね。


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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