災害ボランティアの思い出



2023.07.21
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

この度の大雨で、全国各地、甚大な被害がでていますね。被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。 1日も早く穏やかな日常が訪れます様に…。

以前は、たくさんの災害ボランティアに行きました。 ボランティアセンターで受付をすると、5〜6人のチームに分けて、行くところを指示してくれます。 作業は場所や時によって様々。水に浸かってしまった家財を外に出すことや、床下に入って水や土砂をバケツリレーで掻き出す作業など。

山口県萩市の水害の時には、息子と2人で行きました。 その日は、一人暮らしのおじいちゃまのお宅でした。2階まで水が来て、命からがら避難したものの、家の中はひどい有様でした。

息子は床下で土砂を掻き出す作業、私たち女性は窓ガラスや床を拭いて綺麗にする作業。

すると、帰り際に、

「なんもお礼ができんけど、お兄ちゃんにあげよう」

おじいちゃまが、息子・優太にくださった、ふたつの桃。萩・須佐地区は、桃の産地、島根県益田市にほど近い所。 泥だらけのランニング姿で、ご主人は、遠慮する息子の手に押し付けるように、手渡して下さいました。 そのお気持ちに涙…。 ありがたくて、しばらく食べれなかったです…😂


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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