どっちが難しい?
内野順子
こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。
私は20歳の頃からブライダルやイベントの司会をスタートし、40代に入ってから葬儀司会も手がけるようになったのですが、よく訊かれるのが、
「結婚式と葬儀、どちらが難しいですか?」
これは、なんとも言えないんですよね。 強いて言えば「難しさ」の度合いが違うように思います。 結婚式は、始まってからが読めないところがあります。お色直しの時間や、お料理の進み方、その他、思わぬトラブルやアクシデントが起こることもありますので。 臨機応変力や、対応力、アイデア力が求められます。ただ、事前にしっかり打ち合わせができるので、心の準備はしっかりできますね。
対してご葬儀は、いざ開式してしまうと、宗教者に従って進めていくのが大きな役割。開式15分前くらいが一番忙しい時間ですが、始まったら粛々と進むのみです。ただ、その日に依頼があって出向くので、自分のコンディションを常に整えておく必要があります。また、悲しみの真っ只中にいる方々と接するので、司会の技術はもちろんですが、より多くホスピタリティの方が求められるかも。 披露宴を8,000件以上お務めし、現在年間200件以上のご葬儀を務める私から見ると、それぞれの難しさがあるし、それぞれの達成感もあります。
これからも、一つ一つのお仕事を、真心こめて務めて行きたいと思います。真心に勝るなにものもないと思っています。