どっちが難しい?



2023.08.05
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

私は20歳の頃からブライダルやイベントの司会をスタートし、40代に入ってから葬儀司会も手がけるようになったのですが、よく訊かれるのが、

「結婚式と葬儀、どちらが難しいですか?」

これは、なんとも言えないんですよね。 強いて言えば「難しさ」の度合いが違うように思います。 結婚式は、始まってからが読めないところがあります。お色直しの時間や、お料理の進み方、その他、思わぬトラブルやアクシデントが起こることもありますので。 臨機応変力や、対応力、アイデア力が求められます。ただ、事前にしっかり打ち合わせができるので、心の準備はしっかりできますね。

対してご葬儀は、いざ開式してしまうと、宗教者に従って進めていくのが大きな役割。開式15分前くらいが一番忙しい時間ですが、始まったら粛々と進むのみです。ただ、その日に依頼があって出向くので、自分のコンディションを常に整えておく必要があります。また、悲しみの真っ只中にいる方々と接するので、司会の技術はもちろんですが、より多くホスピタリティの方が求められるかも。 披露宴を8,000件以上お務めし、現在年間200件以上のご葬儀を務める私から見ると、それぞれの難しさがあるし、それぞれの達成感もあります。

これからも、一つ一つのお仕事を、真心こめて務めて行きたいと思います。真心に勝るなにものもないと思っています。


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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