子どもがゲームばかりするんです‼︎



2022.03.15
平井希京


よく保護者の方や、お子さんのいる知り合いの方から、“子どもがSNSやゲームばっかりしてて勉強しないんです‼︎”

…っていう相談をよく聞きます。(゚∀゚)

 

実は、この”子どものSNSやゲーム問題(ネット依存問題)“は教育界的にも大きな問題となっています。

 

さて、私なりの回答になりますが、

まず、頭ごなしにゲームやめなさい。そしてゲームやスマホをとりあげたりするのはNGだと思います。

親御さんも子どもも感情的になりますし、ますます悪化する危険性があります。

 

また今の時代は、クラス替え等でクラスが決まる前に、実は子どもたち同士の所謂”グループ“ができていることがあるのです。

 

どういうことかというと、ゲームやSNSを通じて学校でクラスが発表される以前に、既にオンライン上で繋がって、クラスメイト同士のグループが作られていることがあるということです。

なので学校生活上では、関わりがないように見えている子同士がオンライン上ではずっと前からやりとりしていた…。

 

なーんてことがあります。

 

学校側で見える状況と、子どもの実態が違う。今日の学校教育が難しくなっている理由の一つでもあります。

 

なので、ゲームやSNSを強制的にやめさせようとすると、子どもたち同士のコミュニケーションツールとしての共通言語的なものが損なわれる危険性があるので要注意です。

 

また、親御さんが認識している子どものゲームやSNS使用時間と、子どもへの使用実態アンケート結果とに大きな開きがあります。(データを見たい方はご連絡ください^^)

結論、親御さんが思っている以上に、実際に子どもたちはSNSやゲームをしているということです。 

 

なので、まず”実態”を正しく知っていくことと。これが大切になります。

 

でないと、アプローチを間違えてしまいますよね。

 

学校側だけでも不完全。ご家庭だけでもおそらく厳しいところがあると思います。

だからこそ相互の連携が必要だと、ひしひしと感じています。

 

ぜひご家庭で、お子さんと”早いうちに” 

“お子さんと話しあって使用のルールを決める” これが重要かと思います。

ご家庭向けにこんなワークシートもあったりします^^!!

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk16/net_rule_point.html

 

ポイントは、ルールをちゃんと守らせるために、子ども本人が守れる内容やレベルであること。子ども自身が、守る必要があるな(保護者の方に押しつけられたものではないこと)と思うルールである必要があります^^!!

 

↑定期的に振り返り、見直しをしてご活用ください。^^

 

また、”望ましい行動”ができたときは、それを強化するように、なにかご褒美を用意するのは効果的です。

 

“物で釣るのはよくない。”という考えの方も多いと思いますが、教育界的には、望ましい行動を強化していくための方法として、ご褒美を用意することは有効である実験データは多数あります。

 

また、学校の現場の先生たちも、まだまだドタ勘で教育活動にあたってしまう方も少なくないのですが、ぜひご家庭での様子やルールごとなど学校側にも共有していただけると嬉しいです。^^

 

正しい子どもの実態把握につながり、より効果的な教育活動へとなっていきます。

 

学校側だけでもなく、家庭だけでもなく、できれば地域の方々とも連携をとって子どもたちの教育活動にあたっていけたらなと思っています^ ^


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平井希京

学生時代からの夢であった、商業科の高校教師という夢を叶えたものの、教えている内容や現実と、理想との間に違和感を感じ、“これからを生きる子どもたちに、本質的なことを伝えられる人になりたい“との思いから、商業科という教科の特性もあり、経済、金融に関する知識の重要性を再認識。 高校教師というキャリアから、保険会社や投資会社にてFPやコンサルタントとして経験を積んだ後、コロナ以前は二カ月に一度、国際金融都市へ渡航し、(現在はオンラインにて実施)現地から情報をとり学び続け、現在、東京を中心に社会人向けの金融教育セミナー講師として活動。 またその傍ら、専門学校や高等学校にて子どもたち向けに、経済や金融を教えている。


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