赤い靴を履いたハムスター
雨宮睦美
先週の日曜日にオーケストラの演奏会本番があり、昨日の日曜は別オーケストラの「強化練習」。途中休憩があるとはいえ、13時から20時半?までの長丁場は、なかなかにハードでありました。そして来週の日曜は仕事で朝から夜までインタビュー。あれ?4月以降土曜も日曜も、ほぼ毎週オーケストラのリハーサルになっています。しまった。
安息日にちゃんと休まないとよろしくない、と頭では考えるのですが、体は勝手に目の前にある輪っかを回し続けてしまうのです。ハムスターってたぶんあまり賢い動物ではないのだけど、まあよく飽きないね疲れないね、と周りが呆れる中、どこへも行けないのに輪っかを回す。。。私、完全にこれだわ。しかも、死ぬまで踊り続ける呪いをかけられた赤い靴さえ履いている気がします。
これは今に始まったことではなくて、10歳くらいの頃の生活もこんなだった記憶があります。学校から帰ると、月曜はヤマハ音楽教室、火曜は書道教室、水曜は絵で木曜は英語、金曜だけ確かあいていて、土曜はもうひとつの絵画教室、そして日曜日に教会の日曜学校に通って、家では毎日ピアノのお稽古をしていました。これでさらに「バレエやりたい」とか「お三味線を習いたい」とか言ってたので、バカですね。それでも宿題はやっていたし、テレビも見ていたし友達とも結構遊んでいたので、自分がどんな時間管理をしていたのか謎です。
さすがに当時はスケジュール帳など持っていませんでしたが、今予定を見ながら、白いところがあると「あ、ここ空いてる」と思って何かを入れてしまう癖は、その頃に形成されたのではないかと思います。
あ!今月は明日また祝日があるではないですか!一瞬喜びかけて、そうだ仕事の締め切りが迫っているので、必死でレポートを書く日だったのだと思い出しました。
どこかでただただ、ボーッとしたいなあ(我ながら説得力がない)。。。