ムラシャンって何
雨宮睦美
大人になっても、日々知らないことに出合えるって幸せ。仕事柄新しいトレンドだの若者の文化だの、には比較的早く接しているのかなと思っていましたが、特にそうでもなくなってきた今日この頃。それだけこっちが年を取ったのか、流行のサイクルが早くなっているのか、よくわかんないけど毎日びっくりしています。
一番最近のびっくりは、「ムラシャン」です。村がどうかしたのか?シャンっていうのは、ヘアケア業界なんでおそらくシャンプーなんだろうけど、ムラって何なの?ムラになるシャンプー?どっかの村が関係あるの?。。
そう、これ、若者たちが使ってた言葉ではなくて、取引先から来た書類に頻出していて、「なんですか?」とちょっと聞けない雰囲気だったのです。
ただでさえ「シャントリ」とか「シャンコン」でも一瞬戸惑う私は、ああ略さずに「シャンプー&トリートメント」「シャンプー&コンディショナー」と言ってください、って思ってしまうので、まあつまり昔の人なんでしょうね。
はい、そして、こそこそ調べたところ、ムラシャンとは、紫色のシャンプーのことでした。
紫?
ムラシャンとは、ブリーチして髪をカラリングしている人向けのシャンプーなのです。髪にはもともと三原色が存在し、一番濃いのが青、次が赤、黄色の順なんだけど、色が抜けていくのもこの順番なんだって。だから、ブリーチして青と赤の色を抜いて染めても、その色素が抜けると黄色くなるんだそうです。へえええ。だから、黄色の補色である紫の登場なのか!
何か勉強になるなあ。