宇宙船地球号の仲間
三宅聡子
先日、宇宙飛行士の若田光一さんの記者会見の撮影に行ってきました。
9月に、アメリカ・「スペースX」社の民間宇宙船に搭乗し、
日本人最多となる5回目の宇宙に向かう若田さん。
その少年のようなまっすぐな瞳の奥に、静かな闘志と熱意を感じ、
同じ空間にいるだけで清々しい気持ちになりました。
「59歳、これがJAXAの活動の担い手としては
最後の乗船かと思いますが…」記者の方の質問に、
「いつも、これが最後だと思って乗船しています。
毎回そのミッションが最後になってもいいように全力でやってきました」
と語っていらっしゃったことがとても印象的でした。
毎日、充実した日々を送ることができれば、
それは、自分の納得できる人生にもつながります。
今この瞬間は二度と戻ってきません。
若田さんのように「毎日が本番だ」という意識で
日々を過ごしたいなと改めて感じました。
そして、視座を宇宙まで高めてみたら、
ロシア人もウクライナ人も日本人も
全人類が宇宙船地球号の仲間…
このパネルに描かれている「和」のように、
世界に起きている紛争など、起きないのかも知れない…
そんな想いも抱いた1日となりました。
たまには星空を見上げて、宇宙に想いを馳せてみたいですね。