満月の夜に
阿部志織
おとといは満月の夜でしたね!
アコガレニスト読者の皆さん、満月、眺めてみましたか。
「上を向いて歩こう」という曲がありますが、
普段、上を向いて歩くことって少ないのでは無いでしょうか。
しかも、夜は足元も暗いし、下を見がちですよね。
そんな時こそ、上を向いて歩いて、満月を楽しむのも良いのでは無いでしょうか。
「月」というと、色んな月のタイトルの曲が思い浮かびます。
私は特にベートーヴェン作曲「月光」が頭に浮かびました!
「月光」
曲名くらいは、聞いたことあるかなーという方も多いと思います。
でも、この「月光」
実はベートーヴェンが名付けたわけではありません。
「えーーーー」っ
と思われた方も多いと思います。
そもそもベートーベンがつけたタイトルは
「幻想曲風ソナタ」
それなのになぜ「月光」という呼び名が広まったの
でしょうか?
残念ながら、はっきりとした理由はわかっていないそうなのですが、、、、、
もっとも有力とされているのは、
ドイツの詩人
レルシュタープの言葉がきっかけだというものです。
音楽評論家として大きな影響力を持っていた
レルシュタープ
そのレルシュタープがこの曲を聴き
「湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と例えたそうです。
その後、この言葉が聴衆に広まり
作品自体が
「月光」
と呼ばれるようになったと言われています。
もっとも有力とされているのが、
この理由ですが、
さまざまな想像をかきたてる
「月光」
ベートーヴェンもまさか、
このように呼ばれているとは、
知らないのでしょう。
クラシック音楽って、
作曲家が眠った後も
題名が変わったり、解釈が変わったりと、
色々面白いですよね!