ジュエリーは生活必需品であり文化です



2021.08.10
青山陽子


 

心の懸け橋
ジュエリーは心を繋ぐ、なくてはならないものです

こんにちは。青山陽子です。

6か月にわたり、第2期アコガレニストとして活動させて頂きました。

なかなかブログもコンスタントにUPすることが出来ず、反省することも多いですが、お読みになられた方がおひとりでも何かお感じ下さったとしたら、このプロジェクトに携わった意味があると思っています。

本当にありがとうございました。

 

さて、本日が最後の投稿になります。

今日は私がジュエリーの仕事をしていて、日々皆様にいちばんお伝えしたいと思っていることを書きたいと思います。

 

私は30年以上この仕事に携わっておりますが、いままで一度だけ、仕事が手につかなくなり、やめてしまおうかと思ったことがあります。

それは、2011年の東日本大震災の時です。

 

発生直後から、被害の甚大さをメディア等で繰り返し目の当たりにし、「今自分に何ができる?」を問いかける日々でした。

ひとりの人間として、出来ることは次々と思い浮かびました。

ただ、自分の仕事を通じて、そう「ジュエリー」を通じて、私に何が出来るのだろうか?という問いに、ずっと答えを見つけられずにいたのです。

 

被災地では、水が足りず、食料もなく、電気も通じていない状況。

被災した方々の不自由な生活や、その後の生活の立て直しの厳しさを考えると、きっと多くの方がジュエリーのことをこのように思っていたかもしれません。

今必要なものと、全く対極にある「贅沢品」であると。

 

私も、もしかしたら少なからずそのような気持ちがあったからこそ、仕事が手につかず、無力感を感じ、やめてしまおうかとも考えたのだと思います。

 

そんな中で、私はある新聞記事を目にして、救われました。

再びジュエリーに向き合う気持ちになり、その価値を再認識することが出来たのです。

 

『避難所で再会、愛誓う』

こんな見出しで始まった記事には、宮城県の男性が、連絡の取れなくなった恋人を何日も探しまわり、11日目にやっとある避難所で見つけた時のエピソードが書かれていました。

 

「もう二度と離れたくない」

男性は見つけ出した恋人を前に、その場でプロポーズ。

手には、津波で壊れた自宅のタンスの奥から、やっと見つけ出したひとつの指輪が握りしめられていました。

それは、男性のお父さんが、お母さんに婚約指輪として渡した、大切な指輪だったのです。

 

両親にも後押しされ、その唯一無二の指輪を契りの証として、彼女に手渡してプロポーズしました。

受け取った彼女は、

「生きて会えただけでも幸せ。心配してくれた気持ちが十分に伝わり感動した」と、サイズの合わない指輪を愛おしそうにずっと見つめていたそうです。

 

私はこの記事を読んで、一筋の光が見えた気がしました。

無力感で仕事も手につかず、苦しみもがいていた時に、心の中にまた小さな炎が燃え出した瞬間でした。

 

「そうだ、これがジュエリーの本当の価値なんだ」と。

 

ジュエリーは、身につけて肌の上で想いを感じることが出来る、唯一のものです。

自分を大事に思ってくれる誰かの気持ちを、いつも感じることが出来る。

大切な人に、自分が離れていてもいつも思っていることを、伝えることが出来る。

人の心の懸け橋になる、素晴らしいものなのだと!

 

そして今、私はジュエリーのすばらしさを、出来るだけ多くの方にお伝えするのが使命だと思っています。

コロナ禍で、会いたい人に会うことすらできない毎日です。

いえ、コロナがなかったとしても、大切な方が亡くなって二度と会えなくなることもあるでしょう。

そんな時に、その方が身につけていたジュエリーを、自分のお守りとして、応援してくれる大切な方の分身として、肌身離さず持ちたいとお思いになることもあると思います。

そんな時に、その気持ちに寄り添い、ジュエリーのプロとしてお役に立ちたい!

 

先日閉会式を迎えた東京オリンピック2020。

厳しい状況の中で開催されたた様々な場面でも、多くのアスリートの汗の中に、ジュエリーが輝いていました。

そのジュエリーを垣間見た時、私は

「もしかしたらこのジュエリーは大切な方から贈られ、この選手にとってお守りになり、パワーになっているのかも知れないな・・・」と想像せずにはいられませんでした。

 

ジュエリーがもし単なる贅沢品であるならば、5千年以上に及ぶジュエリーの歴史はなかったでしょう。

戦争、災害、そして今私たちが直面している疫病など、人間は様々な困難な歴史の中でジュエリーと共に歩んできました。

いつの時代にも、地球上のどの場所でも、ジュエリーは時に人間を励まし、寄り添い、いつもすぐ近くに必ず存在していたのです。

そういう意味では、まさにジュエリーは「生活必需品」であり、「文化」なのです。

 

私はこの仕事に誇りを持ち、毎日お客様と接しています。

お直しするジュエリーやお作りするジュエリーが、どうぞ身につける方のこれからの人生の中でかけがえのないパートナーとして、力になり背中を押す存在になりますように。

そして、そんなジュエリーが、また大切な人に受け継がれますように!

 

最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

 

大切なジュエリーのお直し、リモデル、受け継ぐジュエリーのご相談など、ジュエリーについて、何かお役に立てることがあればいつでもお気軽にご連絡下さいませ。

またどこかでご縁がございましたら大変嬉しいです。

 

青山陽子

 

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青山陽子

大学卒業後、大手の宝飾メーカーに入社。10年にわたる銀座本店勤務を通じ、宝石やジュエリーの奥深さに触れ、また顧客ニーズの多様さを実感する。その後、独立し、港区東麻布にてジュエリーショップ『青山宝飾』をオープン。個々のお客様のご要望やライフスタイルに合わせた、丁寧なサービスを心がけている。 オーナー業に加えジュエリーの専門家として、様々なメディアを通じての情報発信、コラム掲載、セミナー講師など、その活動は多岐にわたる。今後は他業種との交流などを通じ、ジュエリーの魅力を新しい形で発信していきたいと考えている。