不登校の先に



2021.07.24
寺崎慈子


私の身近にも子どもが不登校で悩んでいらっしゃる方がいますが、

悩んでいる親子さんにとって、

 

この方の存在に励まされる方は多いはずです。

その方の名前は、吉藤(よしふじ)オリイさん、33才。  

 ロボット開発研究者です。

 

彼は5年生から3年半の孤独で辛かった日を振り替えり  

学校に行かなかった3年半、家族に迷惑をかけている自覚があり、

「死んでしまいたい」と思ったことも。

両親は色々なことをやらせてくれて、その一つがロボットコンテストへの参加だったそうです。

本格的にプログラミングをするのは初めてだったが、

中一の夏、偶然にも大会で優勝。その次は大阪の大会では決勝戦で負けてしまいましたが

その会場で出会ったのが、奈良県立王寺工業高校の久保田憲司先生。

先生が作ったロボットが、一輪車を漕いで動くのを見て衝撃を受け、

此処に弟子入りしたらもっと凄いロボットが作れると思い、

「この先生のいる学校に行きたい」と決めた後は、嫌だった制服を着て勉強もしたそうだ。

 

とにかく孤独だった経験から

17才の時、「世の中の人の孤独を解消するために残りの人生を使おう」と決めたそう。

彼の言葉に素敵な言葉がある「出会いや憧れは人生を変える」

 

 

世の中に正解はない。

不登校で学校にいけない子は、高齢や難病で外出できない人の気持ちが、

他の人よりわかるかもしれない。

世の中が正しくて、自分がまちがっているわけじゃない。

そのことに、いつか気がついてもらえたら。

 

私の友人の親子、不登校で苦しんでいる母と子どもに送りたい言葉です。

ロボットコミュニケーター・吉藤オリィ1】「AIに支配されないテクノロジー」で人類の孤独を解消する | Business Insider Japan


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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