カレーライスの話。
樋口智美
フランスのお花屋さんで仕事をしていた時、
お昼ご飯は、お弁当を持って行ってました。
最初は、近所のパン屋さんでサンドイッチを買ったり、サラダ買ってきたりしてたんだけど、
やっぱりお米食べなきゃ力が出ないわ!!!ってことで、
お弁当作ってお昼ごはんにしてました。
ランチタイムはみんなで一緒に食べます。
8月のバカンスシーズン、仕事は、ブティックやホテルなどへの活け込みが中心。
普段、ほかの同僚は近所のパン屋やお総菜屋さんでランチを買ってくるのですが、
バカンスでお休みのお店がほとんどな8月のパリ。
交代でバカンスを取ってたので、8月は3人だけで仕事を回すことに。
毎日お弁当作るのって、面倒だよねーって話に。
ということで、3日に一回、3人分ランチを作れば楽なんじゃないかっ!!!ってなことになったある年の夏。
それぞれ、今日は何作ってきたの?ってなんだか楽しいランチタイム。
ってなわけで、ある日のランチに、ワタシはカレーライスを持っていくことに。
炊いたご飯、カレールー、ニンジンのクミンサラダ、デザートのフルーツサラダ。
これが、とてつもなく大好評。
「どんだけスパイス使ってんだ?」
「めちゃくちゃおいしい!」
と、いつもは厳しいお二人が喜ぶヨロコブ。
こころの中で、「ハウスバーモントカレーだよ~♪」と歌うワタシなのでした。