2021年を振り返って part2
樋口智美
前回からの続きです。
2月。
1月に感じた違和感はやはり間違いない。
何かがおかしい。
一度確認したことも2分後にもう一度繰り返す。
何度も何度も、繰り返す。
あーやっぱり、おかしい。
でもどうしたらいいのかわかんない。
3月になり、ようやく叔母の娘である、京都在住のいとこに電話をかけてみた。
どうも、最近様子がおかしい。と伝えてみた。
話しながらも、いやでも認知ではなくて、ワタシの気のせいかもしれないし、
大げさにしているだけかもしれないけど、と何度も付け加えた。
あの、オシャレで素敵な叔母がどんどん壊れていくのが、何より怖かった。
いとこもわかっていたようで、やっぱりそうだよね、、、と。
看護師をしていたこともあり、なんとなく最近の電話で様子がおかしいと感じていたと。
ひとまず、ケアマネージャーの方に相談しようということで、
この日は電話を切った。
電話を切った後、なんだか泣けてきた。
老いていくことは、仕方ないとわかってるのに。