夢に挑み続ける大人の姿に子どもたちは心を奪われる



2022.10.10
後藤清安


夢、ありますか?

夢、語ったのはいつですか?

 

 

私のライフワークともいえるイベント

『ドリームプラン・プレゼンテーション青森』が10月8日に開催されました。

通称:ドリプラといわれるこのイベントは、

10分間で夢の事業プランを語るプレゼンテーション大会で、

発表まで5ヶ月間かけて、様々な支援をしていく起業家育成プログラムです。

代表を務めているNPO法人loveaomori projectで主催・運営して11年目になります。

これまで76名の起業家を支援してきました。

 

 

ドリプラには、様々な制約条件が課されています。

・10分ちょうどでなければならない

・説明説得禁止

・数字(売上目標などの)禁止

・オリジナルの動画、音楽であること

・プレゼンは事前録音禁止、プレゼンターはすべて生で語ること

など。

これらの制約条件は、成長条件ともいわれています。

事業を行なっていくには、様々な障壁はつきもの。

どんな状況下にあっても、自立型で考え、行動していく人である必要があるからです。

 

ドリプラは、単なるプレゼン発表会ではなく

【夢を叶えられる人に成長すること】

が最大の目的であり、自立型人材の育成プログラムになっています。

そのためには、

「人の力を借りられる自分になること」

「人を応援できる自分になること」

が必須であり、この5ヶ月間で体得していく仕組みになっています。

 

私も昔は、人を頼るなんて全くできませんでした。

むしろ、それはいけないことだと思い込んでいました。

何でも一人で頑張らないといけない、

でも自分には苦手なこともたくさんあって、できないことだらけ。

結局、自分にできそうな狭い範囲でしか選択肢を描けなくて、

閉塞感でいっぱいで、自分で人生をつまらなくしていました。

 

そんな私が成長して、思いに共感してくれた仲間の力を借りられるようになり、

ドリプラ世界大会(日本語ですw)という本家の大会で2011年に発表したプレゼンがこちらです。

 

10分のプレゼンの構成は大きく分けて2つの要素で成り立っています。

1.事業価値のストーリー

自分の描く夢の事業が、どんな人をどんな風に幸せにしていくのか?

理想の未来を聴衆が体験できるようにストーリーで語る。

 

2.あきらめない理由

なぜ自分がそれをやるのか?自分にしかない、その夢をあきらめない理由。

自分の人生観とその事業がつながっていること。

 

この思いの言語化は、決して簡単ではありません。

時に、これまでずっと蓋をしてきた忘れたい過去と向き合う必要があったり、

どこかで自覚しているけれど、向き合いたくなかった自分の課題にチャレンジする必要があったり。

それを支援チームである私たち(カウンセリングやコーチングを学んだり、本業でコンサルタントをしているメンバー)が本気で関わりサポートしていきます。

 

 

自分はひとりではない。

いつでも応援してくれて、寄り添ってくれる仲間がいる。

 

そんな実感が、人を強く優しくしてくれます。

これまで、思い鎧をまとって何かと戦って孤軍奮闘してきた人たちも

素の自分になって、自然体で語れるようになった時、

本当に伝わる、共感と感動のプレゼンテーションになっていくのです。

 

 

ドリプラの創設者:福島正伸先生(JALをはじめとする多くの企業のコンサルタント、有名アスリートや芸能人のメンターとしても活躍。著書多数)曰く、

「夢は一人でかなえるのが最も難しい」

 

ドリプラを通して、私たちは夢を応援し合う文化を当たり前にし、

自由に夢を描き、語り、実現できる人を増やしていきたいと考えています。

 

私の夢は、

違いを認め合い、強みを活かし合える社会を創ること

 

ドリームキラーではなく、ドリームメーカーを増やしてきましょう♪


後藤清安

東京下町出身。 大学卒業後、RAB青森放送にアナウンサーとして入社担当番組で最高視聴率20%超を記録。2年間続けたゴミ問題の取材活動において民間放送連盟北海道・東北ブロック優秀賞を受賞。8年局アナを経験したのち、自己成長のためフリーになり、フジテレビ「スーパーニュース」リポーター・ナレーション、政府系式典・日本経済新聞社主催各種シンポジウム司会など多数担当。 しかし、将来のビジョンが描けなくなり悩む日々の中で選択理論心理学と出会い使命が明確になる。2009年~青森への恩返しために株式会社あおもりSEIANを設立。 地域の輝くリーダーを育成するプロジェクトを発足し、起業家育成のプレゼンテーション大会などを数々開催。思いに共感した仲間が増え続け楽しいリーダー集団が形成されている。誰もが想いを言語化して自分らしく語れるように「話し方Labo」を主宰し、多くの経営者やビジネスパーソンの伝達力向上にも貢献している。


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