ご葬儀の受付では?



2023.02.17
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

受付で何と言えばいい?

先日このブログで「ふくさ」の話をしましたが、今日はそのふくさに入れたお香典を持ってお通夜やご葬儀に伺うときのことについてお話しします。

よく訊ねられるのは 「受付で何と言えばいいのですか?」 そして受付を担当する方からも、 「お香典を受け取った時、何と言えばいいですか?『ありがとうございます』とかはダメですよね?」 この質問はホントによくあります。やはり皆さん、どうしても身構えてしまうんですよね。

身構えなくても大丈夫!

マナー本などにはよく、

「このたびは…○□×※%…」

というように語尾をぼかしましょう、などと書かれてたりしますが、そんな必要はありません。 例えば、受付の方がお知り合いだったり、旧知の方である場合もありますよね?その時、変に他人行儀なのも不自然です。

「お疲れ様です」とか「お願いします」でいいと思いますし、何も言わずとも一礼してお香典を渡し記帳すればいいと思います。 また、受付の方も、あまり身構えなくても大丈夫。 受付は、ご遺族の代理として任されているのですから、「ありがとうございます」で何ら差し支えありません。

そしてご遺族に対しても、気の利いた言葉など必要ありません。とても親しい間柄なら、 「大変だったね」

「疲れが出ないよう気をつけて、少しは休んでね」

と、気遣ってあげてください。 そして手を取ってあげたり、肩を抱いてあげてもいいと思います。

親しい人の手の温もりは、人の心をしみじみ温めてくれるものですから。

 

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内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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