環境のノーベル賞に!



2021.06.17
寺崎慈子


『環境分野のノーベル賞』とは、

 

ゴールドマン環境賞」と言って、

草の根の環境保護活動に贈られる賞なのです。

今年の受賞者に、”米ゴールドマン環境財団”

石炭火力発電所の建設中止を求める活動をする

日本の市民団体「気候ネットワーク」

平田仁子(きみこ)理事を選んだと、発表したのです。

すごいことですね~‼

 

私は,このNPO法人のことを知りませんでした。

「気候ネットワーク」

とは、脱炭素で持続可能な社会を作っていくこと、

市民のチカラで気候変動を止める

ことを目指しています。

財団は、平田さんの活動によって

日本国内の13基の石炭火力発電所計画が中止に至った

ことを評価し、「諸外国と比べ、日本のNGOの影響力が限られ、

一般的に言って政府や企業から重く認識されていない所があるので、

平田さんの成功は特筆に値する」とたたえています。

 

実は日本は世界的な脱炭素の流れに逆行する形で、

石炭火力発電に依存しており、2015年の

パリ協定採択の前後から、国際的な注目と批判を浴びていたそうです。

国内的にこの問題の関心は高くなかったのですが、

平田さんは市民団体の一員として、この問題の重要性をいち早く訴え、

訴訟や金融機関への株主提案など様々な手法で

多くの人の間に連携と感心を広げていったそうで、

そこが国際的に評価されることとなったのも、当然のことですね~

しかし、平田さんの勇気ある行動は素晴らしく受賞も快挙だと思うのですが、

私が知る限りでは、

昨日の彼女の受賞も、テレビでは報道されないのです。

 

真の情報が報道されないことは、沢山あるのですね⁉。

知ることは宝!

知らないこと「無知」は罪という事を

つくづく思う今日でした。

 


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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