あきこ物語vol.5:親のスネかじりまくり学生



2020年8月23日
山崎聡子


伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

エグゼクティブボイストレーナー&司会の山崎聡子(やまさきあきこ)です。

 

 

(前回のお話「高校教師もお手上げ〜一瞬で人生を180°変えたもの〜」はこちらをクリック)

 

宝塚受験後の人生

宝塚音楽学校の受験に合格できなかった私は、

滑り止めに受験していた地元の「九州大谷短期大学 演劇放送コース」に入学しました。

芝居の道に進むこと以外、考えていなかったみたいですね(笑)

 

この頃、家庭経済は本当に大変になっていたと思います。

親はあまり口にはしませんでしたが、なんとなく察していました。

 

中学校にあがるまでは、お店に顔を出せばお客さんからお小遣いをもらったり、

お客さんの数がハンパなく、スタッフは何人もいるのに、それでも忙しすぎて、私も手伝いに駆り出されたり。

「バブル時代って本当にすごかったなぁ」と、親の商売を見ていたので、時代の変化がよく分かりました。

 

我が家は、バブル崩壊と共にいろいろなことが重なったんですね。

そこそこ裕福な家庭から、どんどんお金がない家庭になっていきました。

 

そんな中、一見、芝居のことしか考えていないような私は、

実はひそかに、先のことを自分なりにきちんと考えてもいたんです。

 

短大も高校同様、家庭経済の事情で奨学金を受けました。

バイトも自由にできるので、

コンビニ、眼科の視力検査係、選挙のウグイス嬢、新幹線のワゴンサービス

のバイトをしました。結構稼ぎました(笑)

 

そして、将来の進路を考える時に思ったのが

「芝居の道に進むと絶対にすぐには稼げない。就職するなら地元の放送業界に入ってアナウンサーか、もともと目指していた英語関係の仕事か。うちの家計的に東京に出るのは難しいだろうな」

ということでした。

 

そして、短大2年の時に、またまた親に頼み込みます。

「就職のために、スチュワーデス(CA)の夜間の専門学校に行きたい」と。

もしかしたらこれも、勝手に説明会に行って決めてきたのかもしれません(^^;)今から思えば…

 

それで、短大に通いながら、バイトもしながら、夜間の専門学校に通いました。

専門学校では、短大の授業にはない、就活のための筆記試験の授業と

英語、面接対策(言葉遣い、マナーなど)を学びました。

 

「先のことを自分なりに考えていた」

と言いましたが、結局また、無いお金を使うことになってしまっていました。

「自分のことしか考えていない」ってやつですね(-_-;)チーン

 

親は、猪突猛進な娘に引っ掻き回されて、本当に大変だったと思います(-_-)ゴメンナサイ

 

 

就職活動

とにかく世の中が就職氷河期で、求人がない!という時代でした。

もちろん、航空業界もホテル業界も放送業界も、求人が全くありませんでした。

 

いよいよ就職活動が大詰めになって来た頃、

ホテル業界1社、航空業界1社の求人が出て、飛びつきました。

少ない求人に全国から学生が集中するので、試験会場では「こんなにいるのか!」と驚いたほどです。

結果はどちらも残念ながら「不採用」。

 

しかしこの後、思わぬ大展開が起こります。

 

(続きのお話「え〜〜〜〜〜っ?!」はこちらをクリック)

 

 

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伝わる話し方で影響力を最大化させたい人のための専門家

『エグゼクティブ ボイストレーナー』

山崎 聡子(やまさき あきこ)

 

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山崎聡子

持ち前のコミュニケーション能力で役員面接だけで就職が決まり、会社初の女性営業職として活躍。そのかたわら人気の劇団にも所属し、各種公演やCM出演などもこなすマルチな才能を持つ。企業イベントの専属MCの時に「声」の持つ大きな可能性に魅せられる。 司会業に本腰を入れ、ボイストレーナーとしての仕事もスタート。あがり症の人やコミュニケーションが苦手な人、企業の経営者など多くの団体や個人にレクチャーを行う。新たに対面はもちろんオンラインでの取材動画作成など、さまざまな形で「声」に関する事業も展開中。



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