何度も読みかえしたくなる本



2020年4月19日
こいけさとみ


外出自粛の毎日。いかがお過ごしですか?

私は普段の日常より、少し時間ができて、ちょっとのんびりしたり、なかなかできなかったあれこれ

(部屋の片づけ、庭仕事、子供部屋のDIY etc・・・)をしている日々です。

なんだか、意外と忙しく毎日あっという間にすぎていきます。

久しぶりに、私の大好きな本も読み返してみました。

スキな本や雑誌は、何度繰り返してもやっぱり心の奥底に響くものがあります。

 

 

天沼寿子さんの本


アコガレニストのインタビューページでも 私のアコガレニストのおひとりは天沼寿子さん♪

とお話させていただいておりますが、こちら★ 

天沼さんとはご縁があり、私が現在のカメラマンという仕事をするきっかけをいただきました。

憧れのショップの憧れの方とのご縁。ほんとにありがたいことです。

本を読む = 活字を目で追っているのですが、

読む度に感じるのは、私のすぐ隣で、天沼さんが語ってくれているかのような錯覚です。

一言一言が身に沁みます。

 

 

「デポー39ものがたり」 

この本は、私のバイブルです。

大好きなショップの始まりから終わりまでの本でもあり、著者・天沼寿子さんの人生の本でもあります。

 

デポー39は、今の日本のカントリーアンティーク、シャビーシック、など

古い道具をインテリアに取り入れる生活スタイルの生みの親のようなショップ。

天沼さんがまえがきでも書いておられますが、

だれもやっていなかったことを始めるノウハウや、

これから新しいことにチャレンジしたいと思っている十分に大人」の人たちへの応援メッセージがいっぱいなのです。

それにしても、天沼さんの数々の行動力には脱帽。あの伝説のショップはこうして作られてきたのかという感動がひしひしと湧き上がってきます。(初めて読む方にとってはなおのこと)

そして、自分に置き換えて読んでみると、こんなことは私にはできないな~というおもいと共に、

ほんの少しの勇気ももらえるのです。

 

「身ぎれいな終いじたく」

この本も、また、天沼さんの人生そのもの。

癌が再発してからも、抗がん剤治療を受けない選択をして、残りの人生をどう生きるか。。

とご自身で課題をあげながら、実践して、

書き上げと同時に見事に潔く、天国に逝ってしまった天沼さんのかっこいい生きざまの本です。

 

メンター的存在です


天沼さんが他界されてから、あっというまに8年もの歳月が流れました。

今はもう、実際におあいして、話を聞くことはできないけれど、、

2冊とも、嘘のようなホントのすごいエピソードがいっぱいで、説得力があります。

 

どちらの本も、簡単に要約すると、あまりにもあっさりな内容になってしまいましたが・・・(スミマセン)

なにかに行き詰ったとき、迷いがあったとき、

天沼さんだったらなんていうかな?と考えることが良くあります。

あまぬまさんだったら・・・と想像しながら自問自答していると

不思議と答えが見つかったりするのです 今もなお、私のこころのささえになっています。

 

 

 

Depot-39(デポー39)


デポー39のことは、私が説明するまでもなく、

言わずと知れた自由が丘のレジェンドショップ。

今もなお、古くからのファンの方も大勢いらっしゃり、皆様それぞれのデポー39との思い出があることと思います。

このブログを読んでくださっている方(特に若い世代の方達)の中には、デポー39のことを知らない方もいらっしゃるかな?とおもい、簡単にご紹介します。

既にショップはなくなってしまっているので実際に足を運んでいただくことはできませんが、

その昔 (昔・・という表現を使うほど、時が流れていることにびっくりします)

自由が丘に「デポー39」というインテリアショップがありました。

自由が丘店の他、数店舗。

そのなかの「カントリーモールデポー39」は、アメリカから部材を輸入して、カントリーサイドの一軒家を再現した

まるでそこだけ外国のような今までに見たこともないようなショップでした。

始めて、ショップに足を踏み入れたときの衝撃は、今でも忘れられません。

雑誌の中で見ていた憧れの世界が、目の前で繰り広げられているのです。まさに夢のような空間でした。

私は、姉の影響で10代後半からインテリアに興味を持ち始め、外国のインテリアに憧れるようになりました。

そして、数々のインテリアショップはじめ、デポー39にも足を運ぶようになり、カントリーアンティークの世界に

魅了されまくりました。

とはいえ、デポー39にあった素敵な家具や、カントリー雑貨は、当時の私にとって簡単に手が出せるようなお値段ではなく、たくさんの買い物ができたわけではありませんが、それでも、その空間に身を置いているだけで幸せな気持ちになりました。

デポー39で私が始めて購入したものは、ステンシルの筆とアクリル絵の具です。

 

 

 

上記2冊の本は、「デポー39」の総合プロデューサー天沼寿子さんの生きざまそのもの。

ふと時間ができたとき、また、ちょっと迷いがあるときにも

何度でも繰り返してよみたくなる本なのです。

 

インテリアに興味がある方、カントリーアンティークが好きな方、

また、何か新しいことを始めようかな。と思っていらっしゃるかたにも、ぜひ読んで欲しい本です。

もしよかったら、読んでみてくださいね。

 

インテリアに興味を持ち、カントリーアンティークの世界に魅了された私が

なぜカメラの道を歩むことになったのか?はまた改めてお話します。

今日はこの辺で。

 

アコガレニスト0期生 ライフスタイルフォトグラファー こいけさとみでした。 

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こいけさとみ

幼稚園教諭を3年間経験するものの「もっと広い世界を見たい」と一念発起し広告代理店に転職。その後結婚し、ご主人の転勤で7回の引っ越しを経験。転勤の先々でケーキ店やイタリアンレストランでアルバイトをした影響もあってか、この頃から食べ物や子供の写真をブログにアップするようになる。そしてさまざまなご縁を通じて人から写真撮影を依頼されるようになり、カメラマンとしてのキャリアをスタート。 撮影はこなすものの基本的には独学だったため「一度きちんと学んだ方がいい」と決意し、フラワーデザイナー兼フォトグラファーの今道しげみ氏に師事。教室のお手伝いをすることも増え、LIVINGPHOTOの公認インストラクター資格を取得。現在は自身でも写真教室「おうちde CAMERA」を主宰する傍ら、カメラマンとしても活躍。東京都在住、中学生と高校生女子の母。



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