【私の仕事の仕方】自分の「楽しい!」を極めると競合他社が気にならなくなる



2023.07.27
相澤静


こんにちは。

相澤静(あいざわしず)です。

 

前回は「自分の“楽しい!”を極める」とお伝えしましたが、この自分の「楽しい!」を極めた結果、こんなこと変化がありました。

 

それは…

「競合他社が気にならなくなる」ということ。

 

企業の研修講師になりたての頃、私は「元NHKキャスター」という肩書もあったので、変にプライドが高かったのです(笑)。

 

得意分野としているのは「コミュニケーション」「マナー」ですが、同じようにコミュニケーションやマナーを教えている企業研修講師の方と出会うと「この人は私のライバルだ!」という意識が働きました。

 

そして、そういう方が、私と同じような「元NHKキャスター」や「元アナウンサー」だと、彼女たちは話し方教室や話し方レッスンも展開していて、益々「この人は私のライバルだ!油断してはいられない」と強く思っていました。

 

しかし。

月日が流れ、色々な経験を積んでいくうちに分かってきたことがあります。

 

まず、一口に「研修講師」と言っても、教えている内容は幅広く、同じ「コミュニケーション」や「マナー」でも切り口が違えば違う研修になるということ。

 

そして、自分の「楽しい!」を極めていくと、彼女たちとはまったく仕事の奪い合いにはならないということ。

 

昔は「話し方を習いたくて…」なんてことを相談されると、自分のレッスンのセールスをしていましたが、今、私は話し方の個人レッスンは受けていないので、同じ元局アナでスピーチコンサルタントをしている友人をお勧めしたりしています。

「自分にとって、なにが楽しいのか?」

 

これを極めていくと、競合他社が気にならなくなってきて、逆に応援できるようになってきたのです。


相澤静

相澤静アナウンススクール代表・元NHKキャスター 小学生の頃にテレビで見た女性アナウンサーに憧れて「アナウンサーになりたい」という夢を持つ。 大学生になり、放送局のアナウンサー採用試験(局アナ採用試験)を受けるも、ことごとく不合格。就職先がないまま大学を卒業。その後「絶対にアナウンサーになる!」と決め、放送局で番組制作のアルバイトなどをしながら試験を受ける。北は北海道から南は沖縄まで、NHK・民放、テレビ局・ラジオ局、ありとあらゆる「局アナ採用試験」を受け続け、26歳で念願のNHK室蘭放送局のキャスターに合格。受けた試験の数は、4年間で延べ500。 NHK室蘭放送局の後は、NHK山形放送局のキャスター、放送機器メーカーの営業、出版社の採用担当などを経て、2013年に「相澤静アナウンススクール」を開校。日本全国のNHK・民放に合格者を輩出し、合格率は90%を誇る。


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