朗読ボランティアの日
長谷川文
朗読ボランティアとは
私の活動のひとつに朗読ボランティアがあります。地域の保育園、子育て支援センター、デイサービスなどで絵本や紙芝居を読みます。対象が幼児なのか大人なのか、その年齢で読むものの内容は変わります。絵本はこどもだけのものではなく、絵の美しさだったり、内容の深さだったり、大人になってから読むとまた違う印象を持ったりします。その年代や季節に合わせた本を選び、自分の朗読で人を喜ばせることができるというのはとても嬉しいです。
ボランティアを始めたきっかけ
長女が幼稚園の頃にボランティアをはじめました。一番下の子はまだ2歳くらいだったでしょうか。
結婚して東京を離れ、出産で仕事も全部リセットされました。その焦りもあったかもしれません。それと、せっかく頑張ってきたアナウンスや司会の能力が衰えないようにという思いもありました。口も動かさないとどんどん顔の筋肉も固まってしまいます。
普段からいつ仕事に復帰しても大丈夫なように、自分のこどもへの絵本の読み聞かせは全力でやっていました。絵本の読み聞かせはこどもに想像の余地を与えるように、あまり感情を入れない方がいいという説もありますが、私は感情を入れられるなら、その方が面白いのではないかという考えです。おじいさんやこどもの役になりきることで物語も生き生きとしてくるように思っています。
そんな風に闇練習をしながら過ごしていた時、市役所発行の広報に朗読ボランティアの記事を発見しました。自分の得意分野で誰かを喜ばせることができるとは、なんてすばらしいことでしょう!と早速ボランティアの代表に連絡し、仲間にいれていただくことになりました。
今日のボランティアは保育園。3歳児10人の前で絵本と紙芝居を朗読しました。時間は30分と短いですが、みんな真剣に楽しそうに聞いてくれてとても充実した時間になりました。