小道具を使い効果音を生放送で!
長谷川文
『ラヂオの時間』のオマージュ
毎週金曜日のFMふっかちゃんの生放送「ファンキー山うっちーのふかや大好き!」では、毎月第一金曜日に『アヤラボ』というコーナーをお届けしています。アヤラボとは実験コーナー。様々な小道具を使って生放送で生で効果音を作り出します。
三谷幸喜監督の映画『ラヂオの時間』はご覧になったことありますか?ラジオ局が舞台の映画です。生放送でラジオドラマを放送中にトラブルで効果音のCDが使えなくなってしまいます。さてどうするか。ずっと昔に効果音係だった藤村俊二さん演じる守衛さんが、そこら辺にあるものを使って、それらしい効果音を作り出すのです。
カップヌードの空容器でダム崩壊の音を作り出したり、とにかくおもしろい!
アヤラボのコーナーは10分なので、長いラジオドラマはできません。そこで、映画の予告編のような形で様々なシーンを作り、生で効果音をだすことにしました。
今回は任侠ドラマ
今回は「極道風の妻たち」というタイトルで任侠ドラマの予告編を作りました。まずは本物の「極道の妻たち」を観て勉強。台本を書き上げ、どの道具でどの音を作り出すか検証、Youtube配信をしていることもあり、視覚的にもおもしろいものを用意します。
トラブル発生!
ジッポーで火が「ぼわっ」とつく音を、賞状を入れる筒を開ける音で表現しようと思ったのですが、筒をうっかり家に忘れてしまうというハプニング!!どうしようと困っていると、屋根から落ちて負傷中のメインパーソナリティ山内さんが急遽スタジオであるもので作ってくださいました。
段ボールで蓋づくり。密着させるために水で濡らして伸ばして。私は焦っていましたが、山内さんは「これぞアヤラボ!」とむしろ楽しんでいました。トラブルを楽しむ、これぞ生放送の醍醐味ですね!(A型きっちり人間の私はとても勉強になりました!)
(※松葉づえを付きながらも、小道具を作ってくださっています。なんだかイキイキしている!さすが世界遺産作家!)
とにかく大荷物
毎回大荷物なので、家出か夜逃げに間違われます。
今回の効果音を少しだけご紹介すると、銃撃戦→新聞で作った紙でっぽう、花火→風船、ハリセン、チアダンスのポンポン、人がたくさんなだれ込んでくる音→大きなタライとたくさんのゴルフボール。
文字だけだとわかりにくいですよね。よかったら配信したYoutubeのアーカイブもありますのでご覧ください。Youtubeは著作権の関係があり、BGMは流れません。セリフとバタバタと効果音をだしているところがみられます。アヤラボは18分10秒くらいからですよ。