春の里山ガーデンフェスタ
長谷川文
コメンタリーガイドツアー実施
今日は横浜までお仕事に行ってきました。場所はよこはま動物園ズーラシアの横にある里山ガーデンです。里山ガーデンでは、3月25日~5月7日まで「春の里山ガーデンフェスタ」が開催されています。
大きな花壇にはたくさんのお花が植えられ、春と秋に開かれるガーデンフェスタには毎年たくさんの人が訪れています。
この場所で実施されたのが、コメンタリーガイドのモニターツアーです。
コメンタリーガイドとは、東京2020オリンピック&パラリンピックの開閉会式で導入されたガイドです。音声ガイドといえば、目の不自由な方に向けた視覚情報、もしくは、絵画展で絵の紹介をするガイドなどがありますが、コメンタリーガイドはその全てを含めたガイドです。
目の不自由な方だけではなく、老若男女すべての方に楽しめるガイドを目指しています。
オリンピックの時はイヤホンで聴く音声ガイドでしたが、里山ガーデンのガイドはボランティアの方がガイド役でお客様をお花畑へとご案内します。
今回は車いすをご利用の方、視覚障害のある方にもご参加いただきました。
誰にでも楽しめるように
イベントの概要やお花についてだけではなく、目の不自由な方がいらっしゃる場合には、想像できるような表現を使ったり、お花の香りや鳥のさえずり、その場所の雰囲気など視覚情報以外のことでも楽しんでいただけるように工夫します。
触れる地図、触地図も用意しています。これで大花壇の形が分かります。
また誰にでも楽しめる、という点では、車いすやベビーカーをご利用の方も躊躇せずにご参加いただけるように移動方法や歩くスピードなどに気を付けます。
私の仕事
今回のガイドツアーはボランティアの方々がガイドとなって実施しました。私はツアーが滞りなく行われるようにフォローしたり、記録写真を撮影したりしていました。
今回のことを踏まえて今後どのようにコメンタリーガイドを発展させていくのか、里山ガーデン以外の場所で実施するためにはどうしたらいいか、ということをまたチームで話し合い、コメンタリーガイドがもっと身近なものになるように考えていきます。
開催は5月7日まで
里山ガーデンでのコメンタリーガイドはまだ試験的なもので、今回はモニターという形で開催しました。事前申し込みと当日参加でしたが、当日も含めたくさんの方にご参加いただきました。
私もツアーについて花壇を回っていましたが、ガイド役の方々はみなさんお花に詳しく、誰にでも楽しめるというコンセプトから事前に勉強され、ホスピタリティにあふれていました。
なにより、聞いていて発見が多かったです。お花畑はみているだけで、美しく癒されましたが、花壇のコンセプトやひとつひとつのお花の説明を聞くとより楽しむことができました。花壇はゆっくり回って1時間くらい。お花に関するお話が興味深く、あっという間でした。
春の里山ガーデンフェスタは5月7日まで。ガイドツアーは4日(木)にも開催予定です。ガイドツアー、本当におススメです。気になる方はぜひ行ってみてくださいね。