無宗教葬について



2023.02.12
内野順子


こんにちは!
福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

今日のご葬儀は、無宗教葬でした。
お寺や神主さんなどの宗教者を介しない無宗教葬は、最近増えてきています。
メリットとしては、故人様やご遺族のご意向に沿ったご葬儀が出来ること。
故人様が好きだった音楽で送ってさしあげることも可能です。
また、お布施などが必要ないので、葬儀費用を抑えることができるということもありますね。

ただ、もちろんデメリットも考えられます。
まず、まだ少数派のやり方なので、ご親族の理解が得られないことがあること。
「故人の意思によるもの」ということをしっかりご説明して理解していただく必要があります。
また、決まった菩提寺がないとか、墓じまいをされているようなら問題ないのですが、先祖代々のお墓や、懇意にしているお寺がある場合は、事前に話を通しておかないと、納骨ができなくなることも。
お寺側からすれば「ウチで葬儀をしなかったのに、納骨はするのか」という言い分になりますね。それも理解できるので、
前もってお話ししておくことが大切です。

そういったことをクリアすれば、時間をあまり気にせず、大切な人とゆっくりとお別れできる無宗教葬は、ご遺族にとってかけがえのない温かなひとときとなると思います。
「何となく終わってしまうのでは?」とお思いでしたら、司会者にご相談ください。司会者は無宗教葬のノウハウを持っていますから、ご遺族のご意向をお聴きしながら、進行のご提案をさせていただきます。


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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