エンディングノート⑤



2023.04.26
内野順子


こんばんは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

長かった選挙戦も終わり、ようやく日常が戻って来ましたので、また本職の話をしたく思います。

以前このブログで「葬儀について書いておいてください」という話をしましたが、一言に葬儀といっても、細かく記載しておかないと、実際に葬儀を行うご遺族が困るわけです。

まずは亡くなった時。「自宅に帰りたい」という方は多いです。これが叶えられない時は、ご出棺の時にご自宅の前を通ったりするんですが。

特定の葬儀社の会員などになっている場合は、それも書いておくべき。 ご自分の宗派について知らない方は意外と多いもの。 もし、菩提寺さんが遠方などの場合は、葬儀社に頼めば、同じ宗派の近隣のお寺を紹介してもらえますよ。

遺影写真ですが、できれば正面を向いた写真を1枚用意しておいた方がいいですね。近年はスマホの写真の引き伸ばしを使われる方も多いですが、やはりお顔が鮮明でなかったり、ぼやけたりしますので。

お墓がない場合、どういう形で納骨するかが問題になって来ます。その希望なども書いておいてください。 最近はお墓終いをする方も増えています。お子さんに面倒をおかけしないため、という配慮からで、散骨される方も増えていますが、遺される人の気持ちに立つと、折にふれてお参りに行ける場所があるというのもいいものです。 万一の時に連絡して欲しい方を書いておくのも大切。 家族葬が増えているとはいえ、本当に親しい方なら、やはり最期にお顔を見てお別れしたいはず。電話番号だけで構いませんので、書いておきましょう。

*終活セミナーを開催しています。オンラインもOK。詳しくはお尋ねください。 http://www.facebook.com/junko.uchino


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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