太宰府さんぽ・2023夏③
内野順子
こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。
太宰府天満宮本殿の横に植えられている「飛梅」。
樹齢1000年を超えるとされる白梅で、太宰府天満宮にある梅の中では一番早く咲き始めます。
菅原道真公が、平安京朝廷内での藤原時平との政争に敗れて遠く大宰府へ左遷されることとなった時、屋敷の梅の木に向かい、詠んだ歌。
「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春を忘るな」
梅の木が、道真公を追って一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという「飛梅伝説」で有名な歌です。 満開の時には、美しい花を目当てに沢山の観光客が訪れます。
太宰府には、「梅上げ」という神事があり、還暦60歳を迎える時に、街中を行列で練り歩きながら街の人々に紅白のお餅を配り、お祝いしていただきながら太宰府天満宮に向かい、梅の木を植える、という習わしが明治時代から続いています。私も一昨年参加しました。 なので、天満宮には梅の木がたくさんです。
コロナがだいぶ終息し、観光客が戻ってきました。外国の方も多いです。 日本を代表する建築家 隈研吾氏が手掛けた「スターバックス太宰府参道店」。
このお店には2つの庭があります。1つは入口の参道に面した前庭、もう1つは店内を進んだ先の奥庭です。奥庭にはやはり梅の木が植えられています。
皆様もぜひ、福岡・太宰府へ!