詐欺メール大募集

 

「ごメールのご査収に注意します！」っていう、意味不明なタイトルのメールが届いたので、思わず読んでしまったら、よくある脅迫メールでした。

 

自称プロのプログラマーが今回私をターゲットに選んだので、残念ですがあきらめてください、みたいなやつです。私がお気に入りのアダルトサイトをこっそり見ている動画も撮影済みで、それを友達にばらまかれたくなかったら、ビットコインで19万円相当支払いなさいと。「合理的に考えて、これ以上バカな真似はしないでください」だって。笑わせるよね、バカな真似してるのはそっちだろうが。

 

19万円という、なんとも半端な上に安めの金額要求がポイントです。これが100万円だったら、ほんとにアダルトサイトを見てる人たちだって、すぐ詐欺だとわかるだろうし、焦った人がなんとか払えそうな金額設定なのかもしれません。

あ、申し遅れましたが私はどうやら、ありとあらゆる迷惑メール、詐欺メールを送りつけられる生活を何年も続けていて、パソコンとスマホ双方に届く膨大なゴミを、毎日黙々と削除し続けているのです。ふざけたタイトルをつけてしまいましたが、公に募集などしていないのに、一日に百以上は軽く来ます。アドレスを変えるとかセキュリティソフトを入れるとか、色々対策はしてみたのですが、効果なく。

 

どんなところから来るかというと、偽Amazon、偽楽天、偽三井住友銀行、偽三菱東京銀行、偽イオン銀行、偽ETC、偽ヤマト運輸、偽佐川急便、偽ビューカード、偽エポスカード、偽えきねっと…偽都庁も偽国税庁もあったなあ。最近はタイトルに「偽物　靴」とか「偽物　時計」とかいうのも増えてます。なんなのこの偽物オンパレードは。

 

これに加えて、「いい娘がいますぜダンナ！ロシアの子ですぜ」とか、「ハーイ私は日本に来た留学生です、お世話してくれる人を探してます」みたいな英文メールとか、名無しで「連絡ください」としつこく送ってきておいて、「え？もしかしてこれ木村くんのアドレスじゃないんですか？ごめんなさい僕は山下と言います」からの、「芸能界だと本当の友達ができないからよかったら友達になりませんか」…とかね。

 

日本語の文章が間違いすぎてて面白いものなどを、時々採用してFacebookで紹介してあげることもあるんですけど、もはやそれ目的で「雨宮さん、添削よろしく！」と送ってきてるんではないかと、新たな疑念がわく今日この頃です。採用に値する作品はそうはないのにね。世の中そんなに甘くないのよ。

 

ただし、私が正しい日本語を教えると、あいつらは学習して、どんどんまことしやかな偽物が跋扈することになるので、晒すだけで添削はしないことにしています。やつらはどんどん巧妙になっていますので、皆様どうぞお気をつけください。