【My History⑤】企業案件が舞い込む！
里和
テーマ：my history（私の軌跡）
メガネと帽子のスタイリスト 里和（さとわ）です＾＾
どうやって今の仕事を始めたの？
と聞かれることがとても多いので、
今のお仕事をすることになった経緯を
何度かに渡って綴ってみようと思います。
社会人経験豊富な方からすると
あまい！と思うところもあるかもしれませんが
温かい目で読んでくださると嬉しいです。
専業主婦からのスタート
気が付いたら帽子作家に
限界を感じた出来事
周りの目を気にして動けなくなった出来事
企業案件が舞い込む ← いまココ
半年間の休養
ギャラリーでの二人展でお叱りを受けつつも
何とか無事に展示会を終え、
気が張り詰めていたものがなくなり
燃え尽きたように。
しばらく帽子を見るのも嫌になり
ぼーっと過ごす日々でした。
頭では、
これぐらいのことで落ち込んでいても仕方ない
と分かってはいるものの、
打たれ弱さを情けなく感じたり。
とりあえず時間に身をゆだねることにしました。
企業案件が舞い込む！
しばらく帽子制作から離れてましたが、
そのうち
「あんなデザインの帽子かぶりたいな」
「こういうデザインだったらどう作るかな」
などなど、帽子制作をしたくなってきました。
そうすると思わぬところから思わぬ案件が！
夫を通じて私に興味を持ってくださった企業さま2社が
サービスの一部にオーダー帽子を取り入れてくれるということで
契約することになったんです。
一つは、「ライフブランディング」という
男性専門のスタイリストの会社。
オーダースーツの生地を使って
お客様のサイズに合わせて帽子を制作する
というものでした。
そしてもう一つが、「アン・コトン」という
洋服のお直しやリメイクをする会社。
こちらでは、お客様の思い入れのある着物の生地や帯
スラックスやジャケットなどを
帽子にリメイクするというものでした。
リメイクについては、
使える生地が限られてることや
パターンのとり方が難しかったり、
リメイクならではの難しさがあるものの、
今までと違う帽子制作にとてもやりがいを感じました。
リメイク以外にも、
数十人が集まる店長会議で説明させていただいたり、
スタイリストになる大きな気づきを頂いたり
本当にお世話になりました。
今はもう帽子のリメイクはしていませんが、
洋服の相談はココ！と決めていて、
今はお客さんとしてお世話になっています。
2社とのやり取りは、
始めは緊張の連続でしたが、
オーダーが入ってリピートの方もできたり、
またリメイクのお仕事では
思い入れのある着物や洋服を帽子に蘇らせるということで
大変喜んでくださりお手紙をいただくことも。
想いを形にする帽子っていいな、と
今までにない気持ちで帽子を作るようになりました。
今だから思うこと
こうやって振り返ると、
半年間もぼーっとして過ごすなんて
なんて贅沢な…、と思います＾＾；
この頃（今から十数年前）は今ほど働き方も多様ではなく、
また、私の周りにも自由な働き方をしている人が
いなかったためロールモデルとなるような方もおらず、
帽子作家としてどうやって活動していきたいのかを
じっくり考えることができたのは
とても良かったです。
今思うと、少し立ち止まる時期だったのかもしれません。
そういう余白的な時期があったからこそ
新しいもの（企業案件）が入ってきたのかなぁ、と思います。
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