ストゥディオ@パリ



2021.10.28
樋口智美


パリで初めて見つけた一人暮らし用のアパルトマンがこちら↓

この黒いソファーベットは、友達からタダで譲ってもらったもの。

後の壁がないとガクンッ!バタンッ!!とフラットになる、ある意味優れもの(笑)

窓からはエッフェル塔が見える、かなり居心地のいい物件でした。

最初、フランス滞在2年で帰ろうと思ってたので、うっかり契約解除してしまった。

 

その後、やっぱりもう少しフランスにいたくて、も一度物件探しが始まる。

すぐには見つからず、人の家に2か月くらい居候したり、オデオンに住んでみたり

なんだかヤドカリのように住まいを探してたが、友人が日本に帰国するということで

その子の住んでた家に引っ越しが決まったわけで。

この恐ろしくコンパクトな家は、パッシーというメトロの駅から歩いて1分の超優良物件。

10㎡にも満たない空間に、トイレの中の掃除道具入れにあるようなサイズの湯舟?もどきの

シャワー空間(オレンジのシャワーカーテンで仕切ってるトコ)からの

キッチン(笑)からのベッド。

バルコンからはエッフェル塔。

このアパルトマンはセントラルヒーティングの建物だったので、

部屋が狭い分、冬でも半そでで過ごせるほど、ポカポカのおうち。

狭いってサイコー♬なのです。

洗濯物も、一晩で乾くってことは、スゲー乾燥してるじゃん部屋。

ってなわけでコンタクトレンズはあきらめて、眼鏡で過ごした最後のパリ生活1年間。

とにもかくにも、いろんな思い出の詰まった懐かしいお部屋たちなのでした。


樋口智美

短大卒業後、11年間の銀行生活のあと、ふとした思い付きでフランスへ花留学。 パリ1区の花屋 『vertumne』にて、2年半にわたり、勤務。 シャンゼリゼ通りのLouis Vuitton 本店やMAUBOUSSINやChaumetなどのジュエリーショップの装花、Longchamp競馬場での凱旋門賞をはじめとした、各種パーティー会場の装飾などを行う。 帰国後は東京で外資系ホテル、フローリスト。帰福後独立。アトリエ一凛を立ち上げる。 2012年活躍の場が広がり株式会社ヴェルチュムを設立。 福岡市内花屋のウェディング装花コンサルティングのほか、ウェディング会場新規立ち上げ時の装花デザイン業務を行っている。


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