2021年を振り返って part5
樋口智美
92歳の叔母。
もう一人暮らしも限界かなということで、
11月からグループホームを探すことに。
探すこと5件目で、いまの叔母の状態にはピッタリなのではという
グループホームに出会えた。
ワタシが決めるのでなく、住む本人がグループホームの施設長さんに
「お世話になります。よろしくお願いします」
といったときは、なんだかホッとしたなー。
そこから、1か月、箪笥を運んだり、洋服を整理したり、
どんどん準備を進めるワタシ。
それを見てた叔母は、先日の『よろしくお願いします』なんて
すっかり忘れて、
『誰が引っ越すの?私?いつ決めたの?どこに引っ越すの?』
この質問を、ほんとに100回は繰り返した。
そのたびに少し切ない気持ち。
ホントにこれでいいのかなぁ。
いや、これが叔母にとっても一番いいはず。
そんな自問自答を繰り返した1か月だった。