不登校の先に
寺崎慈子
私の身近にも子どもが不登校で悩んでいらっしゃる方がいますが、
悩んでいる親子さんにとって、
この方の存在に励まされる方は多いはずです。
その方の名前は、吉藤(よしふじ)オリイさん、33才。
ロボット開発研究者です。
彼は5年生から3年半の孤独で辛かった日を振り替えり
学校に行かなかった3年半、家族に迷惑をかけている自覚があり、
「死んでしまいたい」と思ったことも。
両親は色々なことをやらせてくれて、その一つがロボットコンテストへの参加だったそうです。
本格的にプログラミングをするのは初めてだったが、
中一の夏、偶然にも大会で優勝。その次は大阪の大会では決勝戦で負けてしまいましたが
その会場で出会ったのが、奈良県立王寺工業高校の久保田憲司先生。
先生が作ったロボットが、一輪車を漕いで動くのを見て衝撃を受け、
此処に弟子入りしたらもっと凄いロボットが作れると思い、
「この先生のいる学校に行きたい」と決めた後は、嫌だった制服を着て勉強もしたそうだ。
とにかく孤独だった経験から
17才の時、「世の中の人の孤独を解消するために残りの人生を使おう」と決めたそう。
彼の言葉に素敵な言葉がある「出会いや憧れは人生を変える」
世の中に正解はない。
不登校で学校にいけない子は、高齢や難病で外出できない人の気持ちが、
他の人よりわかるかもしれない。
世の中が正しくて、自分がまちがっているわけじゃない。
そのことに、いつか気がついてもらえたら。
私の友人の親子、不登校で苦しんでいる母と子どもに送りたい言葉です。