オリンピック
寺崎慈子
オリンピックが、昨日から無観客の開会式で始まりまりました。
色々雑音がありながら、その日を迎えたのです。
コロナ時代のオリンピックが、無事に終わるように祈るばかりです。
この出場者の中には、医療と競技の二刀流の選手がいることを知りました。
● カヤック女子のオーストラリア代表のジョー・ブリンジェンジョーンズ(33才)
シドニー周辺で救急救命士と働く方です。
● ホッケー女子代表のレイチェル・リンチ(35才)は看護婦。コロナ検査を担当し、
フルタイム勤務でコロナ禍の最前線に立ってきた方です。
● 柔道女子48キロ級のアルゼンチンのパウラ・パレト(39)は外傷学の専門医。
コロナ防護服を着ての手術は「柔道の練習より汗をかく」そう。
宿直明けの疲れた体に鞭打って、道場で練習を重ねたこともあるそうですが、
「肉体的な痛みよりも思うように練習ができず結果が出せない方が痛みが大きい」と。
コロナ禍で五輪が一年延期となり、仕事と競技を両立させながら
コンディションを保つのは大変だった思います。
それぞれの選手が、苦しみながら今日を迎えていると思うと、胸が込み上げてきます。
選手一人ひとりに、それぞれの物語があるはず。
選手の方、全てにエールを送りたい