日本を変える



2021.04.05
寺崎慈子


私も含めて、女たちが不必要な医療介入によるお産をさせられて

「二度と産みたくない」と思わせられている現実があります。

私は、紙芝居で日本の少子化の原因を探り出してお伝えしていますが、

お産が辛かったことが産まない選択をさせていることも大きい要因だと分かります。

若い方たちは吉村先生の影響で幸せなお産を選んでも、義理のお母さんに反対されたら、

人間関係まで壊せないと、諦めてしまう方もいると思います。

私たち年代の方たちの意識が変わらないと、難しいのかもしれません。

この写真は岡崎にお邪魔して、病いの中でも母親学級に出ていらした吉村先生と補佐役の島袋さんに

お会いした時の写真です。今から17年前のことです。

日本には奥さん、家内と女性を敬って呼ぶ文化があります。

決して男性と同じ土俵に立つのが平等ではありません。

日本のお産を変えて、封印された女性の力を解き、

子どもを「社会の子ども」として育てる江戸時代のような文化を

復活させれば日本は変わるでしょう。

 


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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