3.5%が社会を変える



2021.03.06
寺崎慈子


以前、紹介した斉藤幸平さんの『人新生の「資本論」』を読み終えた。

と言っても難しい所は、読み飛ばした。

「SDGsは、大衆のアヘンである」

と、彼は切って捨てているけれど、人間が地球の在り方を取り返しのつかないほど、

大きく変えてしまっていて、エコバックやマイボトルを買うなど生易しいことでは

間に合わないとの危機感からだろう。

 

きっと、伝えたいことは、

最後の二章だろう。

第七章「脱成長コミュニズムが世界を救う」

第八章「気候正義という「梃子」テコ」

難しい~~~~~

おわりにーーーー歴史を終わらせないために

これは確かにみんな同感!!!

 

だから頑張って読んでみよう

彼は、

どっぷりつかって慣れてしまった資本主義の行き着く先は「文明の終わり」という

「歴史の終わりなのだ。と言っている。

 

1%の富裕層・エリート層が好き勝手にルールを変えてじぶんたちの

価値観に合わせて社会の仕組みや利害を作り

上げてしまったから、それにNOを突き付ける時だ。

99%の力をみせつけてやろう。でも、これに立ち向かうのだから

簡単な話でなく、困難な闘いになるのは間違いない。

縄文時代、千葉にいた英雄。

しかし、「3.5%の人々が非暴力な方法で、本気で立ち上がると社会が大きく変わる」

という研究結果があるという。

 

私のやっとの解釈では、もう前年対比120%などという経済効率を追い求めるでなく、

介護現場とか福祉の世界で働く人たちにしっかりと手当をするなど、

利益よりやりがいや助け合いが優先する社会、コミュニティを盛り立て

て行く方向にシフト転換していくことを意味しているんだと思う。

私がやっている「かふぇ&アトリエ悠遊」は、異年齢の人が集まり力を出し合うコミュニティーを目指している。

私が理想とする縄文時代、江戸時代末期のようなコミュニティーのネットワークを発展させ、

強靭なものに鍛えていこう。

その実現は、

私やあなたが3.5%のひとりとして加わる決断をするかどうかにかかっている。

 

舌足らずな私の紹介では消化不良な方は是非、読んでください。

図書館で100人待ち20万部売れているベストセラーだ!関心が高いのだからきっと間に合う!

 


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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